KooBeeには5つの部署があります。その中の一つである、外部との連絡を受け持ち、活動するための資金を管理している営業部。今回は、そんな営業部のリーダーで、学生生活のほとんどをKooBeeの活動に捧げてきたというるこさんにお話を聞きました。彼女はなぜそんなにKooBeeを愛しているのでしょうか。
PROFILE
るこ
みんなが明るく温かい営業部
-まずKooBeeに入ったきっかけを教えてください。
初めはそんなに学生団体系のサークルに入るつもりはなかったんですけど、新歓祭でKooBeeのブースをチラッと見て、「あ、面白そう」ってなったんですよ。そしたら、友達が「KooBee気になってる」って言ってたので、「私も冊子を作る側に回れたら楽しそうだな」って思って座談会に行きました。新歓は行ってなかったんですけど、座談会の雰囲気が良すぎてKooBeeに入りました。
-なぜ営業部に入ったんですか?
もともと人と話すのがめっちゃ好きで、だから自分がどこで活躍できるか考えた時に営業かなと思ったんです。あと自分が高校時代にだらけた性格やったから、ちゃんと責任を持って仕事をしなきゃいけない営業部に入って、ちょっとでも成長できたらいいなって思って入りました。
-営業部の好きなところを教えてください。
メンバーの「人柄」かな。みんなすごく明るくて、でも与えられた仕事は責任を持ってやってくれる子が多いなって思う。私は色々抜けすぎてるリーダーなんやけど、みんなちゃんとやってくれるからこそ、仕事を任せられる人たちが多いです。サークルってどれだけ頑張っても給料が出るわけじゃないから、モチベーションの維持が難しいと思う。だけど、みんながいい人たちで居心地がいいからここまでやってこれたなあと思います。
-営業部のリーダーをする上で心がけていることはありますか?
2、3年目くらいから心がけていることとしては、個人でやってる営業の仕事は早めに終わらせるようにしてます。自分のことばかりでいっぱいいっぱいになってたらリーダーは務まらんから、周りに対して気を配れるように自分の仕事は早めに終わらせて、フォローに回れるように心がけてる。けど、まあできないときもあります(笑) あとは、心がけてるけどなかなかできないのが、何かを説明する時、新入生に丁寧に説明することです。営業の仕事って他の部署と比べると、今まで経験したことがある人ってほぼいないと思う。多分高校生まで全く触れてこなかったことだから、ちゃんと丁寧に説明しないとって思うけど、やっぱ分かってる前提で喋っちゃったりすることがどうしてもあります。
-営業にやりがいを感じる瞬間はありますか?
やりがいというよりは、単純に「嬉しい」とか「やったあ」って思うことは、二つあって、一つは営業が取れた時で、もう一つは紙面を渡した時に「今年の紙面すごくいいですね」みたいな満足してくださってるような言葉をいただけた時です。
営業が取れた時は、自分がうまく説明できたから載ってくれたんかなあって思うし、あとはKooBeeに対して満足してくれてるんだなって思う瞬間でもあるからすごく嬉しいです。紙面に対してお褒めの言葉を頂く時は、あんまり直接声を聞くことがないKooBeeの製作側の人(編集・カメラ・クリエ)たちにも言葉を伝えたいなあってすごく思います。だから、たまに「褒めてもらえました〜」みたいな感じで伝えてます(笑)
-営業部の仕事ってすごく魅力的ですね
魅力的なこともたくさんあるけど、営業を落とす時もあるから全然です(笑) もちろん楽しいことばかりじゃないけど、直に声を聞けるところは確かにすごい魅力的だなあって思います。
-営業部に入って成長したことや学んだことはありますか?
1回生の時は正直あまり営業自体が楽しいとは思わなかったんやけど、ちょっとずつ学年が上がっていくにつれて、営業っていう仕事へのやりがいが自分の中で見えてきた気がします。就活するにあたってどういう進路がいいかなって考えた時にも、自分に営業がちょっとでも向いてるかもなって思えることがあって。それは営業部に入ったからだろうなって思います。
-ところで、るこさんが企画に一から携わったWeb新歓についてお聞きします。元々KooBeeは冊子を作るサークルなのに、どういった経緯で新歓をやろうとなったのですか?
KooBeeは例年は新歓祭で配ってたんです。だから新歓祭がコロナで開催されなくなるかもって時に、「KooBeeとしても新歓祭の開催を後押しするようなことをしたい」っていう想いが当時の代表にあって、なんとか新歓祭が開催できるように新歓祭実行委員とやりとりしていました。でも、結局コロナの影響で対面での新歓祭は結構厳しそうってなったんです。そうしたら当時の代表が、「だったらWebでサポートしたらいいんじゃない」っておっしゃって。それを聞いた時は、ほんまにパワフルな方やと思いました。すごいなとは思ったものの、私は始めは正直自信がなくて。今までやってなかったことで、結構規模の大きいことをやろうとしてるから、できるんかなって不安になったし、KooBeeがやらんといけんことなのかなとも思ったんです。でも、代表と喋ってるうちに、団体の連絡先をめっちゃ持っててツテがあるKooBeeがやるからこそ意義もあるんかなって思い始めました。そしたら、今年の2,3月くらいに、イベント開催のノウハウがあるベルカンと、団体との繋がりが大きいKooBeeが協力したら、1つの団体でやるよりも何倍もすごいWeb新歓ができるんじゃないかって話になって、2団体で共催することになりました。
-Web新歓を開催してよかったことは何ですか?
私はKooBeeに入ってから、先輩たちが作ってくれたコンテンツを滞りなく進めるっていうことは色々やってきたけど、一から生み出して何かを運営するって経験がなかったから、それが成功したときにやりがいというか、「頑張ってよかったな」っていうのを初めて感じました。あと、自分が関わって生まれたコンテンツであるWeb新歓がこれからもずっと続くものになったらすごく嬉しいなと思いました。今まであんまりKooBeeがやってなかったイベント開催っていう分野に関わるきっかけを作れたのもサークルとしてよかったなと。できることの幅がちょっと増えたかなと思います。
-今後、営業部にこうなってほしいという理想はありますか?
ミセナビをもっと拡大していってほしいな。私は、コロナ禍で活動が制限されちゃった間も、必死に営業部のみんなで営業に行って、ミセナビを存続できたことは、営業部の誇りだと思ってます。でも、大学生って代がどんどん変わっていっちゃうじゃないですか。それで、ミセナビをめっちゃ継続的に使ってくれてた神大生の層がどんどん卒業して、ミセナビを知らない学年が入ってくる。だから、コロナが明けてからにはなるかなって思うけど、「ご飯行きたい」ってなった時に、「ミセナビ見て決めよ」みたいな感じで神大生が日常的に使ってくれるようなコンテンツに前みたいに戻ってほしいなと思います。去年一昨年は、営業部はめっちゃ人数少なくて、現状維持が限界だったところはあると思うんやけど、今年は新入生がいっぱい入ってくれた。人数が増えたからこそできることの幅が広がったと思うので、三宮の店をもっと増やすとか、もっと遠くに行っちゃうとか、今までのリミッターを外してどんどん拡大していってくれたら嬉しいです。今年はまだできるか分からんし、今後は私が関われるか分からんけど、そういう風に変わっていったら良いなあって思います。もちろん、今年度中にできることはやっていきたいなって思います。
-最後に、KooBeeにこうなってほしいという理想はありますか?
最近KooBeeは人数が増えてきて、難しいこともあるかもしれないなあって思う。だけど、みんなが当事者意識を持ってKooBeeのことを考えてくれて、自分がやってる仕事に対して誇りを持ってほしいです。その上で、他部署に対して敬意を持ちながらみんなが仕事してくれたら良いなって思います。他部署連携って上回生になってくるにつれて、結構難しいんだなって気づくから、下級生の子には、想像力を持って他部署のことを考えていってほしいなって思います。
今年はコロナの影響で、いろいろ考えた上で部数を減らすっていう決断をしたけど、今後もっと人数が増えて、例えば配布できる人手が増えると、どんどん可能性が大きくなってくると思う。だから、現状維持だけにとらわれずに、部数増やすんやったら増やすやったり、ターゲット層を広げたり、色々挑戦していってくれたら良いなと思います。来年以降のみんなの活動も楽しみにしてます。後輩のみんな、頑張ってね。