No.35

さぁ、『オレン家デイズ』から「オレンジデイズ」へ。

中西 亮

(秋新歓実行委員長)

Presented by Keita Kutsuno, Tsubasa Shiomi

Photo by Tsubasa Shiomi


「やらせて下さい」から道は拓ける。その言葉から思いがけず繋がったベルカン、そして秋新歓の開催。「秋新歓を神大の文化にしたい」そう語る彼の思いとは?

PROFILE

中西 亮

”秋新歓を神大の文化に。”

-まず、秋新歓について説明していただいてもよろしいですか?


簡単に言えば、春の新歓を秋にやるというものです。今風に言うと、新しい団体に入りたい学生と、まだまだ新メンバーを募集中の団体のマッチングです。新歓期は4,5月の一度きりで、その後は各々の団体が個別に募集を行う。という今の風習では、団体・学生の双方にとって非常に効率が悪い。これをもう一度、一斉にやることで、スケールメリットを得ようというのがこのイベントのコンセプトですね。

-神大で3団体合同イベントっていうのは新しいですね!]


そうですね、今までになかった形だと思います。初めは、ベルカンの新企画として、秋新歓を思いついたんです。僕からしたら、「斬新なアイデアやろ!さすが俺やろ!」って自信満々だったんですが、皆にアイデアを披露したら「あぁはいはい、秋新歓ね。去年もやろうとしたわ。確か、KooBeeもやろうとしてたはず」的に言われて、ショックを受けました。でも、考えてみると「皆が思いついた」ってことはニーズがあるという証拠で、逆にチャンスだと思い直しました。そこから紆余曲折を経て、志同じくするKooBeeさんと、GIさんと一緒にやらせて頂くことになりました。初めはやはり、僕もベルカンの端くれですから、いかにベル色を出すか、なんてことも考えていました。おそらくKooBee、GIさんもそうだったと思います。でも、今は少なくとも秋新歓メンバーは誰もそんなことは考えておらず、一丸となって秋新歓の成功のためだけに動いています。苦労もありましたが、今振り返ってみると、各団体がそれぞれの長所を活かしていて、この連携は大成功だったと思っています。とはいえ、「どうせKooBee主催なんだろうけど」なんてつぶやかれているのを見ると、ベルカン魂がザワザワしたりしますけどね(笑)

-秋新歓の目的は、新しい団体を見つけてもらうことですか?


こんなん言ったら団体さんに怒られますけど、僕個人としては、そうは思っていません。別に皆が皆サークル活動をやらなくてもいいと思っています。僕が思うに、サークル選びって、バイキングみたいなもので、肉も魚もサラダもデザートも、何でも選べる状況で、「私ベジタリアンだから」というのはアリだと思うんです。でも、もうサラダしか残っていないってのは、すごい腹が立つじゃないですか。それと同じで、団体に入る権利はあるけれど、敢えて所属せずに我が道を行く、これならいいんですよ。こういう風になって欲しいんです。だから、秋新歓の本当の目的は、「選択肢のある環境」を整えることですね。

-なるほど。今後のビジョンなどはありますか?


秋新歓を神戸大学の当たり前にしたいです。更に言えば、バイトのように、もっと気軽に年中、募集・応募の出来る流動性のあるシステムを作りたいです。早稲田大学なんかでは、既にそういうシステムがあって、メンバーを募集するのも、サークルを探すのも、簡単なんです。神大にもそういうカルチャーが定着すれば、もっとチャレンジングに大学生活をデザイン出来るし、マイノリティーなホビーを持つ人も、メンバー集めがイージーになると思います。特に意味はないですが、ル―大柴さんを意識しました(笑)


宮脇健也

(神戸大学応援団3回生リーダー)

応援には自分自身、相手を同時に幸せにする魅力がある


河内 鏡太郎

(文学部卒元ジャーナリスト)

どんな場面でも自分の感性、五感を信用して欲しい


谷岡 久美

(発達科学部卒ミュージッククリエイター)

人と関わることを大事にしてほしい。


中村 嘉孝(なかむら よしたか)

(神戸大学法学部4回)

弱い人に寄り添っていきたい。僕自身が弱い人間だから。


一覧へ戻る