突然ですが、皆様に謝罪しなければならないことがあります。
私うえは以前、このような記事を書かせていただきました。
こちらのシンタメ上での更新と同時に各方面のメディアをはじめ各界の著名人の方々からも大変な反響をいただき、雑誌・ラジオ・テレビ出演はもちろんのこと地方営業などにもお呼びいただき着々と知名度を上げ、出版社からの依頼に応え執筆した著書『なんちゃってラーメン道』がミリオンセラーを達成、抱かれたい有名人第4位に選ばれBillboard Japan Hot100でTOP5を獲得した後にグラミー賞へのノミネートやロックの殿堂入りを果たし、一躍時の人どころか世界的スーパースターにまで上りつめた訳はないのですが、
この記事を執筆した時点では私のまぜそばに対する知識が浅はかであり、「ってか所詮まぜそばってラーメン・つけ麺と並ぶ程じゃなくねw」という考えのもと、あのような記述をしてしまいました。
それから数ヶ月、バイト先が いつの間にかまぜそば専門店になり先日リニューアルオープンいたしました。
ラーメン屋でのバイトを続けていたつもりが、気付いたらまぜそば屋になっていました。
まぜそば、馬鹿にしてすみませんでした。
まぜそばとは
ということで、償いの意も込めてまぜそばの記事を書こうと思った訳でありますが、はじめに「そもそもまぜそばって何?」という問いに答えておきます。
まぜそばとは、ラーメンやつけ麺と違って麺が浸るスープがない、所謂『汁なしそば』などと呼ばれる麺料理です。
中華パスタとでも形容しておきましょうか。
そばそば…おっと失礼、しばしば油そばとの違いが論じられることがありますが、明確な違いはないようです。
イメージとしては油そばはシンプル、まぜそばは具沢山、といったところでしょう。
但し、本記事では双方を指して『まぜそば』と表記することにします。正直、どっちでもいいし。
まぜそばの種類
一口にまぜそばと言ってもラーメンよろしく様々な種類がございます。
シンプルな中華油そば、あっさりとした塩まぜそば、辛さがクセになる汁なし担々麺、最もスタンダードであろう台湾まぜそば、シメのご飯が楽しみなカレーまぜそば…。
これだけ種類があれば、毎日食べても飽きませんね。
実際、筆者は週6でラーメン・つけ麺・イケメン・まぜそばのどれかを喰っています。アッー!
通ぶる方法〜実食 まぜそば編〜
いよいよ、皆様お待ちかねの“通ぶる”コーナーでございますよ。
筆者のバイト先に限らず多くのお店では、まぜそばを提供する際、お客様にこうお声かけします。
「よく混ぜてお召し上がりください。」
そして、筆者はこのセリフを言う度・聞く度に思うのです。
「そらそうやん。」と。
『まぜそば』ですからね。『まぜ』そばですから。
混ぜて食べるのは当たり前なんです。敢えて混ぜないで食べるのが通とかそういうのはありそうでないです。
とにかく、まぜそばが提供されたら速やかに混ぜましょう。
お箸を利き手、レンゲを反対の手で持ち、器の底から麺をひっくり返すような華麗なモーションで、麺・具・タレが互いを受け入れ三位一体に溶け合うようにお手伝いしてあげるのです。決して無理矢理お見合い結婚させようとするお節介ババアになってはいけません。さりげなく、三角関係の恋をサポートするのです。
混ぜ終わったらひとまず一口。お店の味を楽しみます。
そして、ここからがならではの楽しみ。まぜそばはスープがない分、比較的シンプルな味付けになっていることが多いです。そこから、卓上の調味料を加えて自分好みの味に仕立てるのが醍醐味なのです。
お酢、ラー油、ニンニクあたりが定番ですね。七味やゴマが置いてあるお店もあります。
そしてそして、最後の楽しみがシメのご飯。
麺を食べ終わったタイミングで、残った具・タレに白ご飯をダイビングさせてお互いがミーティングしたところをイーティングするエキサイティングな任務です。まるで、麺に先立たれた具・タレとご飯とのウエディング(しつこい)。
この最後にして最大と言っても過言ではない楽しみを失わないために、麺を食べる際は具・タレを残すように意識しましょう。未亡人にしてあげてください。ご飯が再婚相手です。
ちなみに筆者はこの食べ方が苦手で、麺・具・タレを一家皆殺しにしてしまうことが多々あります。その打開策としてまぜそばとご飯を同時に食べるのですが、こんな話をしていると浮気相手(ご飯)もろとも懲らしめている気分になってきました。恋愛って難しい。
まぜそばin六甲道
さて、ここからは六甲道周辺で美味しいまぜそばが食べられるお店を一挙紹介していきますよっと。
1.希望新風
“きぼしん”の愛称で親しまれる、言わずと知れた神大生御用達のラーメン屋さん。神大生のことが大好きな情熱たっぷりの店長こだわりの油そばを食べずして神大生は名乗れない。
生卵トッピングが無料になるWeeBeeクーポン提示をお忘れなく!
2.まぜそば 縁(えにし)
ミシュランガイドやKooBee/WeeBeeにも掲載された、灘の超有名店。昼営業ではラーメン、夜営業では汁なし担々麺がメインとなっている。
六甲から少し足を伸ばして、一度は行っておきたい。
3.麺道 しゅはり
JR六甲道駅から程近いところにある、“潮らあめん”がメインのお店。
メインメニューに引けを取らず、“極まぜそば”もかなりの絶品。シメご飯付きが嬉しいところ。
4.つけ麺 繁田
先ほど紹介した“しゅはり”六甲道本店跡の真横に昨冬開店したつけ麺屋さん。仲良し繁田兄弟が所狭しと動き回る店内は、ジャズが流れるおしゃれで落ち着いた空間。
特製極太麺に甘辛いタレがよく絡む。分厚いチャーシューとナッツのアクセントが効いた逸品。あと個人的にはメンマがすごく好きです。シメご飯付きが本当に嬉しいpart.2。
5.ラーメン荘 歴史を刻め 六甲道
こちらのお店“歴史を刻め”に関してはまた他の記事で扱う予定なので詳しくは割愛。ラーメンの食券に緑の洗濯バサミをつけることで、写真の“汁なし”をオーダーすることができます。とにかく最高にジャンキーな一杯。相当オイリーなので、覚悟の上お召し上がりください。写真左奥の“ニラキムチ”は店主が毎日仕込む数量限定の絶品トッピング。
「すいません、シメのご飯ください」
ということで、長くなってしまったのでそろそろシメとさせていただきます。
筆者自身も書き出した時は、まさか2500字もまぜそばに費やすとは思いませんでした。
まるで「ご飯ください」がなかなか言い出せないかのように、シメのタイミングを見失っていましたね。
なかなかとっつきにくいまぜそばを、身近に感じていただけたのではないでしょうか。
是非、紹介したお店にも足を運んでみてくださいね。
まぜそばだって、ラーメン・つけ麺の仲間に混ぜて、いつもあなたの心の傍に置いてあげてください。
それでは、素敵な麺ライフを!
画像引用元:
<http://muramatsu-dental.cocolog-nifty.com/blog/2016/01/post-c206.html>
<http://www.blog-sanyo-railway.com/sanyo-002/2015/11/04>