No.92

フットサルを神大で一番の部活にしたい。

今道拓也/柴田一慶

(神戸大学フットサル部主将/神戸大学フットサル部同神戦係)

Presented by Manae Kawaguchi,Kohei Moriyama

Photo by Wako Nagasaka


「神大の部活」として一番に名前が挙がる、そんな部活にしたい。そう語る彼らの活動はフットサルの練習だけにとどまらない。部内改革、組織改革、意識改革…。次々と新しいことへ挑戦し続ける彼らの熱い想いに迫る。

PROFILE

今道拓也/柴田一慶

フットサルの知名度を上げること、それが僕たちの使命です。

-まず、神大フットサル部さんはどのような活動をされているのですか?


週に4回、A(トップ)チームとB(サテライト)チームに分かれて練習しています。神大フットサル部には外部のコーチや監督はいないので、選手が監督も兼ねています。練習メニューや試合のメンバーも自分たちで決めていて、学生だけで主体性を持って活動しています。

-そうなんですね。神大フットサル部さんの理念はありますか?


部活なので、関西フットサルリーグ1部に残留し続けること、全日本フットサル選手権に出場すること、全日本大学フットサル選手権において日本一になることなど、最高の結果を求めることは当然理念として置いています。ただ、神大フットサル部はそれにプラスして、大学フットサルをはじめとして、フットサルという競技自体の普及振興にも重きを置いているんです。フットサルはどうしてもまだマイナー競技として捉えられることが多いので、知名度を高めることも僕たちの活動目的としています。

-どうして大学フットサルや競技自体の普及を目指すようになったのですか?


全国大会に行ったときに、観客の数や応援の声が人気のある他の競技と比べると少ないと感じたからです。3年前に神戸カップにおいて優勝して日本一になったのですが、優勝しても世間の注目度はサッカーに比べてかなり低いと実感しました。せっかく全国で一番になったのにと悔しい思いもしましたね。部内での改革に力を入れ始めたのも、このときの経験が深く胸に残っているからです。部内では広報活動や普及振興活動を単なる仕事のように捉えている面がありましたが、一度みんなで話し合って、フットサルの知名度を上げていくことも自分たちの使命だという認識を共有し、練習以外の活動も精力的に行うようになりました。

-意外とまだ知られていない競技なんですね。では、どのような活動や部内改革を行っているのですか?


一つは、競技レベルを向上させるために神戸カップという全国大会の運営をしていることです。審判の方を雇ったり、一年かけてスポンサーさんを集めたり、一から自分たちで大会を作っています。だけど、企業さんに協力のお願いをしに行っても、そもそも相手の方がフットサルを知らなくて門前払いされたり、話を聞いてもらっても難色を示されたりと、苦労は絶えないですね。そんなときに改めてフットサルの知名度の低さを痛感し、さらに頑張らなくてはと思います。 他には、クリニックという地域の高校生を対象としたフットサル体験会を去年から開いています。高校生の予定もあるのでまだ数回しか開催できていませんが、この機会に神大に来て、神大のフットサルを知ってもらいたいと思っています。最終的には神大フットサル部に入ってもらうことが目標ですね(笑)。 また、地域によっては全国大会である神戸カップに出場するための学生リーグがないところもあります。実は昔は関西にもなくて、僕たちの先輩が学生リーグを作ってくださったんですよ。だから、そういった地域には「全国大会に出ることができるシステムを作ってください」という呼びかけも積極的に行っています。 また、部内の雰囲気面を良くするために「ファミリー制度」を導入しました。学年縦割りの少人数グループを作って、ご飯に行ったりフットサルの話をしたりする制度です。これのおかげで、縦のつながりやA(トップ)チームとB(サテライト)チームのつながりが強くなったと感じますね。やはり試合ではチームの一体感なしに勝ち進むことはできないので、チームの雰囲気づくりも大切にしています。


藤嶽 暢英

(農学部教授)

嗜好性のないアンテナを360度に伸ばしてみるといい


麳聖貴(こむぎ きよたか)

(エンカレッジ神戸大学支部長)

「Why are you here?」自分と向き合う大切さを伝えたい


tofubeats

(音楽プロデューサー/DJ)

ミラーボールのように歩んで


井上 大樹

(新歓祭実行委員長)

やっぱり一生懸命になれることが楽しい


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