No.145

ミラーボールのように歩んで

tofubeats

(音楽プロデューサー/DJ)

Presented by Asahi Itokawa

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KooBee本誌に掲載できなかったインタビューの全貌をWeeBee特別公開!!
tofubeatsさんの貴重なお話を前編、中編、後編に分けてお届けします。


【前編】tofubeats×音楽×神戸、そのルーツを辿る。 音楽を通して分かった「思っているルートだけが人生じゃない」

PROFILE

tofubeats

-糸川:まず最初に、お仕事や音楽関係についてお聞きしたいです。音楽の道を志したきっかけは何だったのでしょうか。


tofubeats:元々ベタに音楽が好きで、中学生のときにベースを始めました。ベースって1人でやっても楽しくない楽器なんです、楽しい人もいると思うんですけど。友達は既にバンドを組んでしまっていて1人でベースをやってもなってことで、始めて1週間でベースを人にあげちゃったんですよ。そうしたら親に「わざわざ買ってあげたのに何をやっている、お前には一生楽器を買ってやらん。」って怒られまして。それで俺は聞く方で頑張っていこうと思っていたのですが、やっぱり聞いているとやりたいなっていう気持ちがもう1回湧いてきて。でも楽器はもういいかなって思っていたときにネットで、機材を使って音楽が作れるという記事を見ました。やり方の動画を見て「自分も出来るかも」と思い、また親に頼んで買ってもらったのが始まりです。当初は仕事になるとは全然思ってなくて、ずっと趣味でやっていた感じですね。いろいろな人に聞いてもらいたくてイベントに出たり、人に曲を渡したりしているうちにどんどんお金をいただけるようになっていって、気がついたらプロになっていました。

-糸川:学生時代に好きだったアーティストさんはいらっしゃいますか。


tofubeats:大学生のときは、テイ・トウワさんとか電気グルーヴとか日本のベテランDJみたいな人が好きで、そういう人たちみたいになりたいなっていうのはすごく思っていましたね。

-糸川:音楽以外にも影響を受けた方、例えば小説家の方などはいらっしゃいますか。


tofubeats:僕は小説を全然読まなくて、大学生の頃から新書とか経済書、あとは人文、哲学とかの本しか読まないんです。仲の良かった神大の先輩が経営学部だったので、経済の本をよく教えてもらっていました。その影響で自分も経済学部に入ったというのはあったんですけど、小説を読んでいて、この人からすごく影響を受けたということはあんまりないです。好きな作家はいますが、音楽にすごく影響があるというよりかは単純に人として面白いなぐらいの感じかもしれないですね。


番匠谷拓実

(ヒーローズ代表)

「問い」を立てる。


津田英二

(神戸大学大学院人間発達環境学研究科教授 交流ルーム(カフェアゴラ)運営委員)

障害のある人の世界と障害のない人の世界、その中間をつくりたい。


tofubeats

(音楽プロデューサー/DJ)

ミラーボールのように歩んで


八十 祐治

(経営学部卒の元Jリーガー・現弁護士)

人から言われるのを待たずに自分から動くことが大事です。


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