No.123

僕らはちゃんと「跳んで」ます。

中島悠

(Dutch Days’ 第12代代表)

Presented by Ryota Asakura

Photo by Shoko Kishima


六甲台の講堂前。音楽をかけながら縄を跳んでいる。そんな光景を見たことがある人も多いのではないでしょうか。それがDutch Days’です。本気で縄に向き合う彼らの想いに迫ります。

PROFILE

中島悠

オンリーワンのパフォーマンス

-まずは、Dutch Days’について教えてください。


Dutch Days’は、名前の通りダブルダッチをやっているサークルです。そもそもダブルダッチについて説明すると、2本の縄を回している中でアクロバットをしたり、ダンスをしたり、縄で技を繰り出したりしてパフォーマンスをする競技です。ダブルダッチといえば速く回すみたいなイメージがあるかもしれないですが、僕たちは音楽に合わせてパフォーマンスをする「フュージョン」を主にやっています。大会に向けての日々の練習以外にも、地域のイベントや小学校での依頼に応えてパフォーマンスを披露したりしています。最近の小学校では体育でダブルダッチをすることもあるそうなんですが、縄をうまく回せないとそもそも競技として成立しないので、回し方を教えてあげたり、僕たちが縄を回して跳ばせてあげたりしています。

-ダブルダッチの魅力はなんですか?


一番は、チームスポーツであるという点だと思います。3人以上のチームでパフォーマンスをするんですけど、チームの全員が縄を回せないといけないし、跳べないといけない。さらに縄を回すのも相手と呼吸を合わせないといけないんですね。もしミスをして縄にかかったりするとパフォーマンス自体が止まってしまう。そのためミスの有無というのが大会での結果を大きく左右するんです。ミスをなくすため、全体の統一感を出すためにチーム全員で協力しないといけないので時にはチーム内で衝突することもあります。でもそれはみんなが勝ちたい、良いパフォーマンスをしたいと思っているから起こることだと思うんです。だからこそ、チームメイトは友だちでもなく家族でもない、今までの人生で感じたことのないとても大切な存在です。チーム内での絆も含めて、チームスポーツだという点が一番難しいところでもあり、一番の魅力だと思います。

-パフォーマンスの見どころはなんですか?


いくつかあります。試合での評価的な話をすると、女性の魅力を重視しているのは面白い点だと思いますね。僕たちは男女混合のチームでパフォーマンスをしていますし、女性がいないと出られない大会もあったりします。男性の派手なアクロバットやダンスももちろんかっこいいんですけれど、女性にしか出せない華やかさにも注目してもらいたいです。皆さんに見ていただくときは、ダブルダッチにしか出せない魅力をぜひ感じてほしいです。アクロバットだけを見るなら体操があるし、ダンスだけを見るならダンスを専門にやってる人たちのパフォーマンスを見ればいいと思うんです。でもダブルダッチには、例えば音楽と一体化したア。クロバットや、縄の存在、ターナー(縄を回す人)の入れ替わりなどの個性的な要素があります。特に音楽との調和には力を入れていて、自分たちで曲を選び、編集し、音に合わせた演技構成を考えています。僕たちはダブルダッチにしか出せない魅力を感じていただけるよう日々練習しているので、ぜひ一度見に来てください。

-7月から部になることが暫定的に決まったそうですが、その経緯を聞かせてください。


今は三宮のみなとのもり公園で練習しているのですが、以前は六甲台の講堂前で練習していたんです。広いし六甲祭ではそこでパフォーマンスをしたりしていたので使っていたのですが、正式な許可を得ていないために普段の練習が禁止されてしまったんですよね。それで当時の代表を含めた先輩やメンバーで話し合いを重ねて、今後のDutch Days’のことを考えたら部にするメリットのほうが大きいだろうということになり、体育会に入る申請をしました。協議に参加したり、理事会の前でプレゼンをしたりして、7月から部になることが暫定的に決まりました。


金川武

(国際文化学部3回生)

自分が誰よりも楽しんでやるんだ!


平田ナオヤ

(経営学部4回生)

100:100で頑張る、楽しむ。


楠木 洋

(「希望新風」店長)

還元できることは還元していきたい


加納 久慶(かのう ひさよし)

(海事科学部2回生)

”何が起こるか分からない” は ”何でも起こせる”ってこと


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