文具女子博とは、文具好きに贈られる日本最大級の文具の祭典。
会場にはさまざまなストアが所狭しと並び、きらびやかな文具が売られている――
文具好きなら一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。そうでない方もご安心を。この記事を読んだ後にはきっと文具に興味が湧いてくるはず。
この文章は、文具女子博 pop up in 京都 2024に参戦した筆者による、限界ルポルタージュです。そんなのどうでもいいよ、アドバイスだけほしい、という人は最後のまとめへ飛んでください!
前日までの準備
まずはチケットを購入する必要があります。
チケット代は平日は700円、休日は800円でしたが、システム料や発券料でさらに数百円徴収されます。オススメはスマチケで購入すること。コンビニ発券より手数料等が安く、しかも電子チケットなので紛失の心配がありません。
チケットによって入場できる時間が決まっていて、どのチケットも価格は一律です。
【第1ブロック】10:00~11:50(最終入場11:20)
【第2ブロック】12:30~14:20(最終入場13:50)
【第3ブロック】14:40~16:30(最終入場16:00)
【第4ブロック】16:50~18:40(最終入場18:10)
※各日ブロック制・定員入替え制
※最終日10/14(月・祝) は第3ブロックまで
筆者は最終日の第2ブロックで参戦。
チケット代800円、手数料110円、合計910円。
イベントの前半3日はチケットが売り切れている時程が多かったです。2か月前から販売しているので、狙っている日時があるなら早めに購入しておくのが吉かも。
出発するまでの間に出店するストアの事前リサーチをします。
YouTubeには各ストアの紹介動画が載っていたり、文具女子博公認アンバサダーの動画が事前に公開されていたりします。必見は文具女子博公式X/Instagram。
事前リサーチを経て予算は1万円に決定。銀行からお金をおろしたら諭吉でした。これから栄一に移り変わっていくであろう、定年退職の諭吉。儚い。よろしくな、諭吉。
諭吉との交流を深めたところで、会場マップを読みこんだらいざ当日!
文具女子博当日
会場は京都駅伊勢丹10階。余談ですが筆者は京都駅で1時間迷子になった経験があります。慣れている人や方向強人(ほうこうきょうんちゅ)以外はひとりはやめた方がいいです。当日も京都駅の北に出たかったのに南に出ました。
開場約15分後に到着して、待ち時間ゼロで入場できたのはよかったのですが……
文具より人の方が圧倒的に多いです文具より人の方が圧倒的に多いです。写真を撮っておこうと思っていましたがそれどころではない。というか、写真を撮っても映りこんだ人にモザイクをかけたら写真全部がモザイクになってしまいます。脳裏に浮かぶは年始の福袋争奪戦。気分は満員電車。
<画像引用元:https://www.irasutoya.com/2013/08/blog-post_18.html>
※ イメージ
どのストアもブース前に人々の層があり、ゆっくり文具を見るどころではありません。それに会場に滞在できる時間が1時間50分もあるので十分だろうと思っていましたが、会場を3,4周したらもうリミットです。優柔不断にはつらい。
それにお店の人がとってもプレゼン上手なんです。全然買おうと思っていなかったものを買回り袋にひたすら投入してしまうので、頭の中で予算を組み直していきます。すでにパニック。
それでもなんとかギリギリまで粘って、総合会計に並びます。レジも12台くらいあってフル回転してましたが、それでも2,30分待ちました。待っている間に次のブロックの参加者が並んでいるのを眺めていたら、その列はあっという間に伸び、最後尾が見えなくなり、ついには伊勢丹10階をほぼ1周していました……(こわい)
支払いは現金、QRコード決済、クレジットカードなどほとんどすべての決済方法に対応していました。現金を持っていなくても総合会計は支払えますが、会場内にはガチャガチャもあり、そこは現金のみでしたので注意してください。
無事予算内におさめられました。予算を決めていなければきっとこの金額の2,3倍に膨らんでいたことでしょう。よほどの富豪か、文具に対して強い意志を持っている人でない限り、予算を決めずに参戦するのは己の身を亡ぼす可能性があります。
予算を決めましょう。
私はこれを強く言いたい。
ちなみに、筆者はこのとき初めて(クレカ支払い分も含めて)収支がマイナスになりました。これはすなわち、これまでのクレジットで支払った分をデビットで支払っていたら破産していたという状態です。予算の決め方がまず間違っていましたね。
しかし買った物には何の後悔もない。幸せです。
まとめ
・チケットはスマチケで買おう! 手数料バカスカ取られます!
・前半日程のチケットは早々に売り切れる可能性あり!
・事前リサーチは必須! 当日ゆっくり見て回る余裕も時間もありません!
・予算を決めよう! 破産します!
・とにかく人がすごい! なめてたら飲みこまれます!
・ひとり参戦でも大丈夫! 会場の半分くらいはひとり参戦でした!
・マスキングテープは最終日には売り切れているものも!
・予算を決めないと破産します!
・予算を決めないと破産します!
・予算を決めないと破産します!
懐とよくよく相談をして、良い文具ライフを!