No.8

”まわりに合わせよう”みたいな雰囲気を大学生にはぶち壊して欲しい。

宮原 泰之

(経営学部准教授)

Presented by Emika Hatasaki

Photo by Emika Hatasaki


「周りに合わせなくたっていい。自分は自分のペースで」「就職してからできることをやるな。若さを存分に生かした大学生活を送りなさい」経営学部・宮原准教授が神大生に物申す!

PROFILE

宮原 泰之

答えが出せるところが面白いと思いました

-どんな研究をされていますか?


メインの研究はゲーム理論の中にある一分野の繰り返しゲームに関する研究をしています。例えば、一緒に働く人が二人いて、それぞれが真面目に働くかサボることができる状況を毎日繰り返していたら何が起こるかということを研究しています。毎日やっていると今日怠けたら明日から一緒に協力して働いてくれないので、最初は協力しておく、相手が協力している間は自分も働いて、相手が裏切ったら自分もサボるというようなことで協力を達成できる。その標準的な状況をより現実に近づけて考えていきます。あなたがサボっているかどうかは本当のところは私には分からないですよね。あなたがサボっているような気がするなあといったシグナルがきたりとか、あなたがサボっているかどうかを費用をかけて調べに行くだとかスパイしに行ったりだとかいう状況を考えていて、そういうときに二人とも協力することは実現できるのかいうことを分析しています。

-学部生時代は経営学を専攻されていましたが、大学院は経済学研究科だったのはどうしてですか?


学部自体は経営学部にいたんだけれど、最初は経営学の授業が面白いと思えなかったんです。数学が好きで久本先生のゲーム理論や出井先生の貿易論を受けていましたね。経営学の授業って答えがないんですよね。議論はするんだけど答えは出さない。出井先生の授業とかだったらちゃんと数理モデルをつかって答えがだせる。そこが面白いなあとおもって、数理モデルを使って分析する経済学に移っていきました。

-その学生時代に経営学部に所属していたということで経営学部の教授になられたんですか?


大学院は経済学の院に行ったんですけれど、そこで議論を続けてやるようになって、そこで(経営学の)組織の理論を経済学的方法で分析する組織の経済学という分野に興味をもってしまって経営学部で教えています。


平田ナオヤ

(経営学部4回生)

100:100で頑張る、楽しむ。


矢部 健太郎

(KUEPCON2013優勝)

努力は実る。才能じゃない


なっち

(KooBee代表)

作るものには思いをのっけて


山口弘記

(『えんぴつ画プログラム』講師工学部/情報知能学科 1回生)

息苦しさのない社会をつくりたい


一覧へ戻る