No.16

学生が一つのものを作り上げる時のパワーを感じて欲しい

箱田 貴大

(自由劇場新歓公演脚本)

Presented by Keita Kutsuno

Photo by Keita Kutsuno


新入生に「スゲー」と言わせたい。熱い想いで、彼は舞台に携わり続ける。学生が一つのものを創り上げていくパワーが演劇の概念を壊す。

PROFILE

箱田 貴大

新入生に、「スゲー!」って言わせたい

-なぜ、演出・脚本をやろうと思われたのですか?


僕自身、この新歓公演で演劇に対するイメージが変わったということが大きいですかね。僕は中高にダンスをしていて、大学ではダンスか演劇をしようと迷っていたんです。それで、自劇の新歓公演を見に行ったのですが、レベルの高さにびっくりしました。自分もそうだったのですけど、演劇って聞いて正直、舐めてかかってくる人は多いと思うんです。でも実際はイメージとは全然違いました。だから今回の公演では、その舐めてかかってきた新入生に、僕みたいにスゲー!って思わせたいっていうのが、演出・脚本をやろうと思った理由です。自分が演劇の世界に入るきっかけになった新歓公演に今、演出・脚本という立場で関われていることは本当に嬉しいことです。

-凄いですね!苦労はなかったですか?


自分のイメージを役者に伝えていくことは大変です。やっぱり、自分の描いていたイメージと役者が台本から描いたイメージにはズレがあります。だから伝えることの難しさは感じました。もっとこう動いて欲しい、だとかこういう風に喋ってほしい、だとか。

-普段から自由劇場さんは脚本を0から制作しているんですか?


普段はプロの劇団の脚本を借りてきて、それを上演するというのが多いのですが、最近は自分たちでも作ってやり始めているんです。最初に台本選考会というのがあって、それぞれ立候補した人が台本を作って持ってきます。それを皆で投票するのですが、選考会の時には台本は完成してないといけなくて、当然、長い時間をかけた台本から選ばれる台本は1つなので、結構シビアです。台本を0から作るのはとても難しいですね。ネタは普段の生活の中で見つけていくのが多いです。ふとした時、例えば授業中とか電車の中で。完成までには1か月くらいかかります。それを僕が稽古をつけていく感じです。


濱田 矩行

(Ghanna Ghanna元代表)

最高の瞬間は”一つになった”と感じる瞬間です。


藤永旺次郎

(経済学部5回生)

様々な価値観に触れてみたかった。


河上 隼己

(ESSディスカッション全国大会2位)

後悔しないように続けることがエピソードを作る


松田 涼花

(「いろはプレス」学生記者)

すごく素敵なものは現在すぐそばにある


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