NO.31
森 大地
(「キッカケプロジェクト」トレーナー)
「僕は日本の大地になる」

「日本の大地になる」そう語る森さんが考える‘‘自分だけの人生”とは?自分で考え、決断し、行動し、自分だけの人生を歩む。その軌跡が自分だけの「言葉」となり、誰かのキッカケに繋がる。
Presented by Tsubasa Shiomi
Photo by Tsubasa Shiomi
実体験を通じて人に価値を作ることを目標に
― キッカケとはどのような団体ですか?
実際の体験の中から自分の事をより深く知ってもらう企画の運営を行っている団体です。たとえば「体育」の授業って教室で走り方や投げ方を教わってもわからないじゃないですか。これはキャリアについても言えることで、就活の時に「どんな会社が自分にあってるんだろう」って悩む人が多いけど、学生中に働いたことが無かったり、チームでモノを作ったことがない人が世の中にどんな価値を創りたいのか、実際にしたことがないのにイメージできるはずがないですよね。そう考えると、在学中に「社会の中で誰に対してどんな価値を作りたいのか」を少しでも掴み取ってもらいたいし、自分もそうでありたいっていう気持ちになります。でも、学生って映画をみたり、ご飯を買ったりと価値をもらうことが多くても、自分で価値を創り出すことって全然ないと思うんですよ。映画をつくって上映した学生がいたら本当に貴重な体験をしている人です(笑) だからこそ、学生の間に「誰かに自分が信じる価値を届ける」ということをキッカケのコミュニティー内や、キッカケ最大のイベントである合宿プロジェクトの参加者の方に積んでもらい、自分の軸形成に役立ててもらうことを目標に活動しています。たとえば前は沖縄に7泊8日学生238人でいって、一つのショーのようなものを全員で作り上げて地元の方々の前で発表しました。その最終日のショーが終わったときは参加者のほぼ全員が抱き合って泣き崩れるんです。そんな感動体験が「仲間と1つのものを創る」ことへの自分なりの考え方を創るキッカケとなります。
― 代表時代に苦労したことはありますか?
まず僕がキッカケに入ったときはメンバーが4人しかいなくて、ほとんど機能していなかったんですよ。当時は僕の中で学生団体は大きなイベントをするものっていう固定観念があったんですよね。でもメンバーはそうじゃなくて、意見がうまく合わないこともあり最初は僕に誰も付いて来てくれませんでした。 代表になって1ヶ月で4人中3人から代表辞めてくださいって内容の手紙を渡されたりして(笑) でも一人だけ僕の考えに賛同してくれたメンバーがいたから、頑張ることができました。メンバー集めもかなり大変でした。ビラを何百枚も刷っていろんな大学で配ったり、某コミュニティーサイトで告知のために1日5時間以上もパソコンを触っていたり。ビラはまったく効果がなかったんですけど、サイトのほうが大ヒットして徐々にメンバーが集まりました。 それと当時は人前で話をすることがすごく苦手だったんですよね。最初のセミナー講習会のとき、代表として講習会の最後に話をするときに足がもうガクガクに震えてしまってました(笑) その時にすごく悔しかったんです。代表なのにキッカケっていう団体の魅力をうまく伝えられない。それが嫌で、本を何十冊も読んでみたり、プレゼンで有名な人の動画を真似しながら話してみたりもして、最初は立ったままだと足が震えちゃうから歩きながら話したりもしました。
― 努力がうまくできない人に向けてアドバイスをください!
努力をするってことは何か目標があるわけですよね。そこで大事なことが3つあります。一つ目は自分の中で逃げ道をなくすこと。たとえばダイエットなら❍❍キロ痩せるっていう目標、友達とのランチは付き合いだし、夜のビールは外せないし、お菓子も少しだけなら。これって感情でいったら『楽』ですよね。ただ、その時点で逃げ道を作ってしまってます。❍❍キロ痩せるまでは遊ばへん!位の気持ちで予定を立てましょう!僕は1ヶ月半で14キロ痩せた時、ほぼ人に会ってません(笑)2つ目が目標が達成されたことに対してワクワクすること。その目標が達成されたら、 自分にとってどんな良いことがあるのかをイメージできたら頑張れます。ダイエットならモテる!ですね(笑) 3つ目は具体的な数値を設定すること。いつまでに何キロ痩せるのかを具体的に決めることで努力もしやすいよね。僕の中で努力するにあたって意識しているのはこの3つです。
人に胸を張れるようなエピソードを
― 森さんの考えるリーダーシップとは?
僕がずっと思っているのは、『感謝を感じ続けること』。 リーダーは、その「思想」をもっともチームに反映する人です。仲間がかけてくれる想いや時間に責任をもって1つ1つのことに意思決定をしていく立場であって、その決定にはリーダーの考え方が大きくでます。そう考えた時に、本当に規模がどうであれその団体の1人1人に感謝を感じるんです。他にも選択肢がある中で、ここに自分の貴重な時間を割いてくれていること、そして自分の思想に共感してくれていることはすごくありがたい。だから、その人たちのためにもっと頑張ろう、もっとよくしていこう、って気持ちになるんです。そして、心から仲間に感謝してリーダーが行動していると周囲にも感謝の心が芽生え、チームに感謝からくる貢献の連鎖が起こるんです。そして、その感謝がお客さんや社会全体に向いていった時に、自分たちのためでなく社会や誰かのために夢中になれるチームが出来ると僕は思います。いきなり社会への志や夢をもつ必要はありません。リーダーは常に「当たり前を当たり前と思わない。」今ここに仲間がいてくれること、お客さんが来てくれることに感謝の気持ちを持って、目の前の貢献に全力になってください。それがいずれ結束力のあるチームと自身の夢・志に結びついていくと僕は信じています。
― 森さんの将来の夢を聞かせてください!
僕は、日本の大地になることです。資源のないこの国に、人という資源を肥やせる大地になること、これが僕の夢です。すごく壮大なんですけどね(笑) 自分の意志をもって社会の中で自立して歩んでいける人をコミュニティ(組織)を通じて増やしていきます。これを僕は2つの面からやりたくて、1つは自分がコミュニティリーダーとして、全国に高校生・大学生向けの教育機関を創り、次世代のリーダーとなる人を育てる形で、もう一つは自分が経営者の良きパートナーとしてコーチングやコンサルティングを通じて、日本のコミュニティを変革する形で行なっていきたいんです!
― 神大生に一言お願いします!
「死ぬ時に自分の人生が本になるならそれは面白いのか?」を考えてみてほしいです。例えば、今流行のワンピースみたいにどんな困難でも仲間や夢のために本気でその困難に立ち向かい乗り越えていく 。そんな人生を送っている人の言葉って聞いていてこっちまでワクワクします。 同じ「冒険」って言葉でも話す人によって聞こえ方が全く違います。けど、決してそんな人生を送った方がいいって意味ではありません。ちびまる子ちゃんのような毎日でもいいんです。そこに「家族を大切に生きたい」とか「小さな幸せを噛み締めて生きたい」とか自分なりの考えがあれば。僕は、みんなにその場の感情に流されて、自分の「意志」をもって歩んでいない日々を長々と過ごしてほしくない。自分で考え、決断し、行動する中で自分のこんな風に生きていきたいっていう軸を少しでも見つけて自分だけの、本当に自分だけの人生を歩み続けて欲しい。その軌跡が必ず自分だけの「言葉」となって、誰かの人生のキッカケになるので。自分で考えた最高のストーリーの序章を大学生活で描ききってくださいね!
79. 本田優
自由劇場(*以下:ジゲキ) 2016年度新歓公演『室温』主演
60. 三ツ矢・M・たらお
自由劇場 新入生歓迎公演「ゆめゆめこのじ」演出
71. 伊藤弘之
国際文化学部卒業後、2013年P&G Japan Sales 入社
75. 中村 嘉孝(なかむら よしたか)
神戸大学法学部4回
11. 島田 賢二
凌美会2012年度部長