シンタメ

最近アニメを見始めたあなたに。

メラル





今回も前回に引き続き、自分が見て面白かったアニメを紹介していこうかなと思います。前回が気になる方は、是非「これからアニメを見始めるあなたに」という記事も併せてご覧ください。


今回紹介する作品
1.僕だけがいない街
2.ジョゼと虎と魚たち


1.僕だけがいない街


まず初めは、「三部けい」著の「僕だけがいない街」。売れない漫画家の藤沼悟が、時間が巻き戻る能力(通称リバイバル)を通して、18年前に起こった連続誘拐殺人事件の真相を解き明かしていくミステリー作品となっています。


時系列がごっちゃになりがちなタイムリープ系の作品にしては物語の構成がシンプルで理解しやすく、全12話と話数も少ないため、かなり見やすい作品になっています。


アニメ、漫画、小説、映画、ドラマと多様な形式でメディア化されていますが、媒体によって若干内容が異なっています。というのも、アニメと映画は収録時点でまだ原作が完結していなかったために違いが出ているそうです。その後撮られたドラマは原作準拠となっているので、その違いも楽しんでもらえたら幸いです。


もうひとつ面白いのは、作品名のフォントに隠された秘密です。タイトルをよく見ると、「僕だけ」の部分は明朝体、「ない街」の部分はゴシック体、間の「が」と「い」の文字は明朝体とゴシック体が合わさっています。この理由についてしっかりと言及されているものは見つからなかったのですが、自分にはこのよく見ないと気づけないほんの小さな違和感が、タイトルに不気味さというか奥行きを与えているように思います。アニメの各話のサブタイトルにも全てこの形式の表現が施されているので、この各品を見る際には是非その部分にも着目して見てほしいです。

(引用元:Xユーザーのたらればさん: 「前RT、TLに居たフォントマニアが休業中なので無粋だけど若干解説。具体的には添付参照。気付く人は「おおっ!」と思うし、気付かなくても文字列をしばらく眺めていると「なにか変だなこのロゴ…」と違和感を持つ仕組み。この仕掛けは見事だなー。https://t.co/uwx2xsOMte」 / X (twitter.com)

ただちょっとだけ悲しかったのは、ネタバレ防止のため言及は避けますが、声優の配役で真犯人が透けて見えてしまっていたことです。実際これは制作陣の誰にもまったく非はないのですが、アニメを見すぎる弊害として、キャラクターの声を聞くとその声優さんの過去に演じた役から大体そのキャラクターがどんなポジションかがわかってしまいます。大物声優がエキストラに混ざっているなと思ったら大体後で重要な役として出てくるし、よく悪役を演じている声優が善人ぶっていたら、大体後で裏切ります。

とは言え、たまにそれを逆手に取って視聴者に読み取らせない配役にしてくるアニメもあったりするので、「この人後から活躍するな」とか「こいつ絶対後で裏切るな」みたいに予想しながら、制作側の気になって悦に入って楽しむのもまた一興です。


2.ジョゼと虎と魚たち


(引用元:アニメ映画『ジョゼと虎と魚たち』公式サイト

次は、アニメはアニメでもアニメ映画から紹介します。「ジョゼと虎と魚たち」は、田辺聖子の短編恋愛小説、及び本作を表題作とする短編集をもとにした作品です。あらすじとしては、海洋生物学を専攻する大学生の恒夫は、ある夜のバイト帰りに坂道を猛スピードで下ってくる車椅子の女性、ジョゼを助ける。アルバイトとしてジョゼの相手をするように依頼された恒夫は留学費用のためにその依頼を承諾するが、ジョゼの可愛らしい容姿とは裏腹な高飛車な言動に閉口してしまう。一度はアルバイトを辞めようとしたものの、ジョゼに言われるがままに様々な場所へと外出に付き合わされるうちに距離を縮めていく。しかし、ジョゼの祖母の死を切っ掛けに、2人の関係に決定的な変化が生じ始める。(ウィキペディア引用)というストーリーです。


今作では、障害、率いては他者への理解というところに大きくスポットが当てられているように思います。初めは足が不自由なジョゼと、健常者の恒夫という対照的な二人という構図で物語が進行していきます。しかし後半で恒夫は交通事故に遭い、ジョゼと同じく車椅子の生活を強いられるようになります。手術の影響で来年入学するはずだった留学先の大学から断られ、今まで庇護の対象だったジョゼと同じ境遇になってしまう恒夫。アルバイトを通して人よりも障害者の気持ちを理解していた気になっていた恒夫が、当事者になって初めて周囲からの腫れ物のような扱いを受けることの悲しさ、自分ひとりだけでは生きていけないことに対する絶望感に気づき、生きる希望を失ってしまいます。しかし、そんな恒夫を絶望から救うのがジョゼなのです。自分に起こってもない出来事に対して本当の意味で共感することはできないのかもしれないけど、苦しみを持つものどうしが手を取り合うことはできる、そう思わせてくれる素晴らしい物語構成の作品です。


主題歌「蒼のワルツ」、挿入歌「心海」ともにシンガーソングライターのEveが担当しています。Eveは、最近では呪術廻戦の「廻廻奇譚」なども手がけ、今業界的にも個人的にもかなりアツい人物です。そんなEveが本作のために書き下ろした二作は、聞くだけで作品の情景が思い起こされる素晴らしい曲です。YouTubeに上がっている同曲のMVも非常に高い完成度なので、是非そちらもチェックしてほしいです。ただ、Eveの曲はカラオケで歌う際はバカみたいに広い音域を要求してくるのでそこだけは心して聞いてください。




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メラル

まあ明日でいっか。

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