kaigi
        

入学してすぐの頃、いつも話す3人組。

授業終わりに百年記念館へ並んで向かう。

恋愛話や、サークルの話、バイトの話。
ぼーっと海を見ながら、よくそこでたわいもない話をした。

けれどいつからか、時間が合わなくなり疎遠になってしまった。
今3人とも時間に余裕があるということを、人づてに聞いた。


久しぶりに会おうよ。
そういって集まるのは、当然いつものあの場所。


百年記念館に来れば、3人の空気感はあの時のままだった。
これからも、いつだってまたここに戻ってこよう。
そう言って笑いあって、日が暮れるまで話し込んでいた。