No.18

大事なのは”終わり”を意識すること

田中 優祐

(起業家精神育成ゼミナール創始者)

Presented by Keita Kutsuno

Photo by Keita Kutsuno


学園祭プロジェクトで、自分が今できることに全力で取り組んだ。試行錯誤の中で見えてきた、理想のリーダー像。「逆境こそ楽しむ」その姿勢に迫る。

PROFILE

田中 優祐

チャレンジするのが怖くなくなりました

-起業家精神育成ゼミナールではどのようなことをされているのですか?


目的としては「起業家精神を育成しよう」っていうのがあって、その精神の1つに例えば「能動的主体性」があります。自分の責任で他人を主体的に巻き込んで、チャレンジしていく精神を養おうという。起業が目的ではないんです。その上で大きく二つのプログラムがあって、一つは毎週の神大卒の経営者の方による講義です。ご自身の起業の体験や起業を通して感じたこと、起業家精神を発揮した場面などについてのお話を2時間していただきます。これがインプットで、アウトプットとしては六甲祭で100万円売り上げることを目標として活動しました。実践を通して自分の起業家精神を磨いていくというものです。

-実際に目標を達成することはできたんですか?


出来ました!150万円を超えました。いちばんヒットしたのが高校生向けの学園祭ツアーで、四国から高校生に150人ほど来てもらって80万円くらいの売り上げがありました。店舗に関しては、普通売上は30人とかのサークルで10万円ぐらいなんですが、僕たちはたった3人で21万円売り上げました。そこにはここでは言い切れない程の工夫がありましたが。

-六甲祭では紙コップを使って何かされてましたよね?


そうです。あれは広告ビジネスですね。紙コップの出費をできるだけ安く抑えたい店舗側のニーズと、学生にアプローチしたい企業さんのニーズによるものです。就職情報サイトの広告だったんですが、その紙コップは学生の手に必ず渡りますからね。

-他にも何かされていたんですか?


これから自分たちが行うビジネスプランを社長5人の前で発表しました。その中から実際に1人起業して、今も活動している人もいます。ゼミとしては、我々の活動をもっと色んな方に伝えるため、300人規模の講演を開いたりもしました。呼んだ友達に「本当に呼んでくれてありがとう。」と感謝されたのを今も覚えています。今年も2期生がやってると思います。


上山裕之

(王子動物園 園長)

喜ぶ顔を見られることが最高に嬉しい


乾 晃大

(夜カフェ”notte”オーナー)

誰かに貢献できるのがビジネス


岡川 鉄平

(コミュニティスペース「Museum Base」運営者)

仲間と一緒にいちから作り上げてきたこのお店にはすごく愛着がありますね


太田 尚樹

(KooBee創始者)

”楽しい=楽”ではない


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