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18きっぷで旅に出よ

そうめんにはえび





皆さんは青春18きっぷというものをご存じだろうか。圧倒的に安い値段で遠くまで行ける魔法のきっぷ。

知らない人も多くいるかと思われるので軽く説明をいれつつ、 今回は、大阪・東京間の青春18きっぷを使った電車旅について紹介していく。

はじめに:青春きっぷとは?

子供から大人まで誰でも利用できる、全国のJR線の普通・快速列車の普通席自由席およびBBT(バス高速輸送システム)、 ならびにJR西日本宮島フェリーに1日乗り放題のきっぷだ。きっぷは5日分が1セットになっていて、 2024年春発売のきっぷは1セット12,050円。つまり1日約2,500円で全国のJR線が乗り放題なのだ。 このきっぷは、「きっぷうりば」がある駅およびサポートつき指定席券売機設置駅または 各駅周辺の旅行会社の支店・営業所で購入することができる。

…と、こんな感じで青春18きっぷは、時間はあるけど金欠を極めている大学生にとって非常にありがたいシステムとなっている。

公共交通機関を利用する旅行には、新幹線か夜行バスまたは飛行機以外の選択肢はあまりないと思っていた筆者だが、 友達の提案でこの春休みに初めて18きっぷを利用して東京まで行くことになった。

東京まで、休憩を挟まなくても約8時間半もかかってしまうため、もちろん体力的にはしんどかったのだが、 その何倍も楽しくて魅力的なものだった。 この旅で個人的おすすめの寄り道スポットや見どころスポットを見つけたので紹介させてほしい。 (今回は1日かけて東京まで行くプランを想定して紹介していく。)

新大阪→東京

新大阪から東京までの乗り換え状況をまとめると次のようになる。

①新大阪(大阪)→米原(滋賀)(約1時間半)
②米原(滋賀)→大垣(岐阜)(約35分)
③大垣(岐阜)→豊橋(愛知)(約30分)
④豊橋(愛知)→浜松(静岡)(約35分)
⑤浜松(静岡)→熱海(静岡)(約2時間45分)
⑥熱海(静岡)→東京(東京)(約1時間45分)

ざっとこんな感じ。(笑)見るだけでぎょっとするような乗り換え行程と時間。
基本的に始発駅で乗車するため座ることはできるのだが、休憩なしで行くのはさすがに厳しい。 ということで、それぞれの区間でおすすめの寄り道スポットを紹介していく。

①新大阪(大阪)→米原(滋賀)

基本的にこちらの区間は最初なので気合で乗り切ってほしいところ。 まあ気合を入れずとも気づいたら米原についているのでおすすめスポットは特にない。(笑)

②米原(滋賀)→大垣(岐阜)

こちらも30分くらいなので話すか寝るか適当にしていたらすぐに着くのでパスさせていただく。 自然豊かな景色も増えてくるので車窓の外をぼーっと眺めて見るのも良いだろう。 1つ言うと少し小腹が空いてくるためチョコレートでも常備しているとお腹が助かる。

③大垣(岐阜)→豊橋(愛知)

さあ、ぼちぼち疲れてきて本格的にお腹も空いてくるころだ。 「美味しいものでも食べたい...。」ここのエリアではきっとそういう感情になるとが予想される。

個人的には、
(A)大垣→豊橋間で通る名古屋駅で降りて休憩する。
または、
(B)あと1時間頑張って浜松まで行って、浜松で休憩する。
のどちらかのパターンを実行することをおすすめする。

(A)ひつまぶし、味噌煮込みうどん、手羽先、きしめん等々、美味しいもの尽くしの名古屋。 名古屋駅は駅の近くに美味しいご飯屋さんがいくつも存在しており、 ご飯を食べるのに駅から離れなくても良いという大きな利点もある。 また、駅から多少離れて名古屋市科学館や名古屋城などを観光してみるのもいいかもしれない。

↓名古屋駅エスカ地下街にある食堂にて。 エスカ地下街は他にも有名なひつまぶし屋や味噌煮込みうどん屋があるので立ち寄るのにおすすめ。

さらに、名古屋駅から再乗車して豊橋までもすぐに着くので、 仮に座れなかったとしても大きなダメージはないというのもとてもありがたい。

(B)浜松での休憩。浜松も名古屋と同様、駅から離れずとも美味しいお店が沢山あるので休憩を挟むのにとても便利だ。 また浜松から熱海が超長いことを考慮すると休憩としてはベストなのかもしれない。

④豊橋(愛知)→浜松(静岡)

他の区間と比べるとこの区間は短いが、 乗り換え地点の豊橋にとてつもなく美味しいフルーツスムージーの店があるから紹介させてほしい。 ちなみに私はそのフルーツスムージーが大好きすぎたので往路でも復路でも買ってしまった。

↓こちらが個人的超おすすめの、豊橋駅を降りてすぐにある「Fruits Farm YAMAYASU」。 その場で生のフルーツを絞ってくれて本当に美味しい。旅のお供として最高すぎる。ぜひ立ち寄ってみてほしい。

⑤浜松(静岡)→熱海(静岡)

私が思うにこちらが新大阪・東京間の圧倒的難関区間。そもそも次の乗り換えまで約3時間もあるのが異次元すぎる。 しかも旅のちょうど折り返し地点で精神的にも身体的にも疲れがたまってくる頃。 心が折れそうになるかもしれないが進むしかない。

とりあえず最初の1時間半は頑張って乗り続けるのをおすすめする。 なぜなら、清水駅を超えるまではそれなりに乗客が多いため、1度降りてしまうと再乗車した時に座れない可能性があるからだ。 そこで私がおすすめする休憩スポットは清水駅を過ぎてから少し進んだところにある「富士川駅」だ。 名古屋駅や豊橋駅、浜松駅のように多くの店があるわけではないが、富士川駅には圧倒的な絶景があるのだ。

↓そう、こちらが富士川駅から見える富士山。本当に綺麗すぎる!夕方に約30分ほど立ち寄ってみたのだが、 空の色が変わると共に見え方が変わる富士山を観察することができた。さすがに綺麗すぎて大感動。 空気もとても澄んでいて気持ちが良かった。ここで心身共にリフレッシュすることができ、この後の電車旅を頑張れた。

⑥熱海(静岡)→東京(東京)

いよいよ最後の区間。これまた長い区間にはなるが、 ゴールが見えてくるので個人的には浜松→熱海間よりは頑張れた気がする。(笑)

↓こちらは熱海を過ぎてからすぐの根府川駅付近の様子。すぐそこに海があって大興奮。日が昇っている間はとても綺麗に見える。 筆者が行った時は、往路では日が落ちてしまっていて見えなかったが、 復路では晴れていたらこのような絶景を見ることもできる。

こんな感じで観光を楽しみながら進んでいくと気づいたら東京に着いていた。 何日かけて東京に行くかでプランは変わってくるかもしれないが、今回は個人的おすすめスポットを沢山紹介させてもらった。 長くて辛い旅だと感じる人もいるかもしれないが、それ以上の楽しさがあると筆者は思っている。 初めて見る景色やご当地グルメ。これらとの思わぬ出会いも青春18きっぷの醍醐味である。 ぜひ今回の記事を参考にして旅に出てみてほしい。

番外編

今回は1日かけて東京へ行くというプランを想定して紹介してきたが、有名観光地も多いため、 そこで休憩を挟んだり、1泊してみたりするのも良いだろう。

ということで、18きっぷを駆使して行けるおすすめ観光地を少しだけ紹介。

↓小田原で乗り換えて箱根登山線に乗るとたったの2駅で箱根湯本まで行くことができる。

少し食べ歩きなどをしてみても楽しいはずだ。

↓藤沢駅で乗り換えて江の島電鉄に乗ると江の島まで行くこともできる。




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