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昨今、Netflix、アマゾンプライムビデオといった動画配信サービスの普及に伴ってか、アニメの需要が高まっています。しかし、見られる作品のあまりの多さに「正直何を見ればいいかわからない!」「でも全て見るほどの時間も気力もない!」と思う人も多いことかと思います。今どきネットでちょっと調べれば「〇〇なアニメ〇選!」なんてものは無限に出てくると思いますが、参考程度に一度この記事を見ていただけると幸いです。書いてる人はNetflixにもアマゾンプライムビデオにも入っていないので見れるかは知らないです。



1.「鋼の錬金術師」

<画像引用元:TVアニメ「鋼の錬金術師」公式サイト (hagaren.jp)

アニメをあまり見ない、見たことがない人にまずはこれをおすすめしたいです。物語のあらすじとしては、錬金術師であるエドワード・エルリック、アルフォンス・エルリック兄弟が、かつて自らの過ちで失ってしまったものを取り戻すための旅の中で、国家を巻き込んだ大がかりな陰謀を知り、それを阻止すべく活躍する姿を描いたダークファンタジーとなっています。


この作品のひとつの大きなテーマに、「等価交換」というものがあります。何かを手にするにはそれに見合う代償が伴う、そんな大事なことを教えてくれます。手に汗握るアクションシーンもさることながら、感動的なシーン、セリフが随所にあるのも鋼の錬金術師の魅力です。書いてる人は普段あんまりアニメを見て泣くことはないのですが、これはめっちゃ泣けました。最高です。


全51話構成で、1クール12話ないしは2クール24話で終わりがちな最近のアニメと比べるとやや話数は多めですが、引き延ばしが全くなくテンポがいいので結構サクサク見れるかと思います。漫画、アニメ、実写の三媒体で作品化されているので、アニメに抵抗があるという人は一度そちらから見てみるのもおすすめです。



2.「モブサイコ100」

<画像引用元:TVアニメ『モブサイコ100』公式サイト (mobpsycho100.com)

先ほどは有名どころを紹介したので、今度は少しマイナーな作品を紹介します。こちらは、ギャグ、シリアス、アクション全部見たい欲張りさんにおすすめの作品となっています。あらすじとしては、主人公の影山茂夫、通称「モブ」は強大な超能力を持ちながらも、地味で目立たない暮らしを送っていたが、そんな彼が行く先々で起こる奇妙な事件を仲間と共に解決しながら、精神的に成長していく姿を描いた青春超能力ファンタジーとなっています。


超能力というSFチックな題材ではあるものの、内容としては中学生という多感な時期の悩みや葛藤を描いた作品となっていて、感情移入しやすく見ていて面白いです。


個人的にはモブの師匠である霊幻新隆という登場人物がすごく魅力的で大好きです。霊幻は心霊現象に関わる事件を解決することを生業としていて、モブの超能力における師匠です。しかしその実態は、何の超能力も使えず言葉巧みに相談者を騙し、モブも騙して修行と称して時給300円で働かせているペテン師です。ここだけ聞くとただのクズですが、実はモブのことを1人の人間として本当の意味で大切に思っていたり、変なとこで律儀だったり、作中のギャグの8割くらいはこいつだったりと、中々憎めないキャラなのが霊幻の魅力です。


「モブサイコ100」は、一期12話、二期13話、三期12話の全37話構成になっていて、しっかり完結しています。アニメにおいては、超有名どころの作品以外は、全然完結せずに続編待ちなんてことはザラにあります。その中でこうして完結まで漕ぎ着けているということは、それだけ視聴者に愛されているということです。逆に言えば完結しているアニメはほぼ漏れなくアタリと言っても過言ではないです。完結済みのアニメを狙いましょう。


この漫画の原作者のONE先生は「ワンパンマン」という漫画の原作も手がけられています。こっちも面白い、というかこっちの方が知名度としては多分高いので、是非見てみることをおすすめします。


あと、このアニメはbones(ボンズ)という会社が制作しているのですが、この会社が作るアニメはアクションシーンに定評があって、先ほど紹介した「鋼の錬金術師」や、「僕のヒーローアカデミア」などで作画を担当しています。ボンズが手がけるアニメを見ればアクションシーンでがっかりすることはまずないと思うので、アクションが好きな人はそこからアニメを選んで見るのもおすすめです。



3.「STEINS;GATE」

<画像引用元:TVアニメ『STEINS;GATE(シュタインズ・ゲート)』公式サイト (steinsgate.tv)>>

個人的にこれは絶対外せないなと思ったので紹介させてください。あらすじとしては、重度の厨二病で自らを狂気のマッドサイエンティストと自称する主人公岡部倫太郎が、偶然開発したタイムマシーン装置が原因で様々な国家ぐるみの陰謀に巻き込まれていくタイムリープSFとなっています。


タイムリープ系作品の金字塔とでも言うべき作品で、伏線の回収の仕方が非常に鮮やかかつ革新的なので、全て見終えたあとには必ず満足できると保証します。


主人公の言動が終始非常に痛々しいので、見るに耐えないと感じてしまう人もいるかもしれませんが、そこをぐっと堪えて見続けてください。最初はノイズですが、この言動でなければこの作品は成り立たないといっても過言ではないです。サウナみたいなものだと思って我慢して見ましょう。サウナを超えた先には必ず水風呂が待っています。


シュタインズゲートは、一期24話、二期24話、映画一本で構成されています。基本的に一期→二期→映画の順番で見れば問題はないのですが、一期はエンディングが分岐しているのでそこだけは注意してください。シュタインズゲート自体はもともとゲーム発祥なのでその関係でルート分岐があり、一期23話αを見ると次の24話目で完結し、一期23話βを見るとそのまま二期に続くという形式になっています。どちらのルートも最終的に辿り着く結末は同じですが、βルートではαルートに至るまでの壮大なタイムリープが描かれていて、見終えた後は思わずもう一度見返したくなるほどに面白いです。アッと驚く作品が見たい、そんな人におすすめのアニメです。



4.「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」

<画像引用元:『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』公式サイト (violet-evergarden.jp)

最後の最後で置きにきました。皆さんお馴染み京アニです。京アニといえば、圧倒的な描写の細かさと美しさが特徴的で、シーンのどこを切り取っても絵になるくらい(もともと絵だけど)作画が素晴らしいです。あらすじとしては、長年に渡る大陸戦争が終結したが、「戦闘人形」と称され戦うことしか知らなかった少女ヴァイオレット・エヴァーガーデンは戦場で両腕を失い、義手での生活を余儀なくされる。退院したのち、自動手記人形として郵便社で働きながら、戦場で失った最も大切な人、ギルベルト少佐が最期に残した言葉「愛してる」の意味を探していくというストーリーです。


自動手記人形とは代筆業のことです。彼女らは客が伝えたいことを汲み取って、それを手紙にすることを生業としています。物語は、ヴァイオレットのもとに客が訪れ、その人と交流を深めていくという形式で進行していくのですが、戦場での生き方しか教えられてこなかったヴァイオレットには相手の伝えたいことの真意が全くわかりません。しかし、彼ら彼女らとの関わりを通して、人の心、延いては「愛してる」の意味を知っていきます。


作画、ストーリーともに素晴らしく、完全に視聴者を泣かせにきています。視聴する際には、必ずハンカチを携帯して臨むことをお勧めします。アニメ13話、映画2本の構成となっていて、今回紹介したアニメの中では最も尺が短いことと、数話ごとでひとまとまりというストーリーの進行上、とても見やすくなっています。


ヴァイオレット役の石川由依さんの演技も素晴らしく、序盤の機械的な声から終盤にかけて徐々に声に感情が乗っていくのがわかり、ヴァイオレットの成長を感じられます。こういうのを聞くたびに声優すげーと素人ながら感じます。アニメを見るときに出演している声優にも目を向けてみると、「この声優の声/演技が好きだな」「この人が声優を務めている他のアニメも見てみよう」と他のアニメに派生していけるので、アニメをよりいっそう楽しめるかなと思います。今回紹介した石川由依さんは、他にも「進撃の巨人」のミカサ・アッカーマン役や、最近だとゲーム「崩壊:スターレイル」の女主人公役なども担当されている方なので、是非そちらも見てみてください。




この記事を書いた人

メラル

まあ明日でいっか。

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