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【Re:逆転就活 】#file04 インターンや資格取得は本当に必要?

Re:逆転就活


 

 

3人目の相談相手は、経営学部2回生女子のHさん。

行きたい業種が定まっておらずインターンに行くべきか悩む彼女。そんな彼女の考えに中西さんが革命を起こします

 

 

 

 

インターンって行くべき?

 

 

Hさん:中西さん、本日はよろしくお願いします。私は、 インターンに行く必要性がわからず悩んでいます 。周りがインターンに行くと言っているので、私も行かなきゃと 正直焦るのですが それ で勉強やサークルが疎かになるのは嫌です。 やっぱり行かなきゃダメですか?

 

中西さん:お 気持ちは分かりますが、インターンって良いものですよ! インターンに 参加する意味は3つあると思っています。1つ目 は、「 企業理解」。 その 企業や 仕事 についての理解を深められる 点です。 2つ目に、「能力開発」。他の大学の学生とも交わる ことで、 思考力、表現力、コミュニケーション力といったスキルが 鍛えられます 三つ目は、「自己理解」。人間は、他人との関わりを通じて、自分自身を理解するもの。自己分析のために、 インターンは うってつけだと思います。

 

 

H:なるほど。ただ企業を知るだけではなく、 様々な意味があるんですね。参加します!あー、 でも、 企業がたくさんあって、 どこの企業のインターンに参加すべきなのか 分か らないです…。

 

 

 

 

 

目指す業種や職種が具体的にない

 

 

Hさん:私、好きなことを仕事にしたいという気持ちがあまりなくて、仕事は、好きなことをするためのお金を稼ぐ手段だと考えているんです。だから、絶対にここじゃなきゃ!というものが特にありません。なんとなく製造業にしようかなというくらいで、職種に関しても、企画系が楽しそうだなとふわっと思っている程度です。だから、なかなかインターンにエントリーできないんですよね。

 

中さん:今の段階で、志望企業が明確に定まっていないのは自然だと思います。しかし、だからといって、エントリーもしてないのは問題ですね。犬も歩けば棒に当たるというように、何かアクションを起こさないと現状は変わりません。Hさんには、 「仮軸」 という考え方 をご紹介しましょう。

 

 

 

Hさん:仮軸?

 

中西さん:僕が『逆転就活』のときに作った概念です。就活では、やたらと「軸」について問われるじゃないですか。多くの学生は、軸なるものを定めてから、エントリー等の行動を起こそうとします。しかし、考えてもみてください。社会に出たこともなく、企業で働いたこともない学生の状態で、 最初から確固たる軸なんて見つかるわけがないじゃないですか! 軸が定まってからエントリーしようなんて思っていたら、日が暮れますよ。実際僕も学生時代、ことごとくチャンスを逃しました…。そうならないために、不完全は承知の上で、一歩踏み出すために「仮の軸」を定めるんです。この暫定的な軸が、仮軸です。

 

Hさん:なるほど!

 

中西さん:確信なんてなくても、現時点の仮軸として、「製造業」と思い切って決めてみてはいかがでしょうか。半ば無理やりにでもそう決めることで、「製造業の企業にエントリーする」というアクションを起こすことができます。こうしてインターンに参加することで、思った通りだとか、ちょっと違ったとか何かしらのフィードバックが得られます。違ったら、仮軸を調整して、またアクション。そして、フィードバック。これを繰り返すことで徐々に軸が定まってくるものです。

 

 

 

Hさん:軸ありきでインターンに参加するのではなく、 インターンを通して軸を定める という発想はありませんでした。

 

中西さん:たとえインターンに参加した企業が自分には合わなかったとしても、それはそれで自己理解が進むので、行動は決して無駄にはなりません。

逆転就活の第3話でも仮軸の話をしているのでぜひ!

https://weebee1212.com/sp/shukatsu/content.php?id=3

 

 

 

 

資格は取得すべき?

 

 

Hさん:インターンが大事なのはすごくわかりました。 では、 資格 についてはどうでしょうか。資格を 取るべきかどうかについても悩んでいて…。周りが将来の選択肢の幅を広げようと資格を取っているので、必要なのかなと不安になっています。 もし 必要ないなら、最初に 言った通り 学校の勉強やサークル活動に支障をきた さないために、資格の勉強をし たくないなと思っています。

 

中西さん: そうですね、持っていて 損をすることはないので、「あったほうがいいですか論」では、答えは「 イエス」 です。しかし、 資格を取るには 相応の 時間と労力が必要 です。 資格勉強をしない代わりに、 より有意義な 時間の使い方が 出来る ならそちらを優先していい と思います。

 

Hさん: リアルな話、 資格の インパクトってどんなものですか?

 

中西さん: 僕の経験上、資格が 面接で会話のきっかけに なったことはありますね。例えば、TOEICのスコアがポジティブに評価されたこともあります。 ただ、 無敵のパスポートかと言えば違うと思います。 インターンに 一切 行かずに、TOEICの勉強に 全力投球する のがいいかと 聞かれた 、それは止めますね 言うまでもなく、資格の種類にもよりますが。

 

Hさん:なるほど。

 

中西さん:ちょっと年上くさいこと言いますよ。そもそも論なんですけど、 資格を 取る意味って、履歴書に箔をつけるためだけじゃないと思うんですね。本質的には、 資格取得のプロセスで 学べる知識にこそ、価値があるはずです。だから、資格に関しては、自分の人生にとって必要なことは何かという、より高い視座で検討して欲しいですね。

 

Hさん:はい!つい、視野が狭くなっていました。

 

中西さん:結局、万能な一般解はありません。 資格を取ることで得られる価値と、 資格 の代わりに他のことをして得られる価値を 天秤にかけて、 どちらが重要かを自分で判断 する他ないでしょうね。

 

Hさん: 箔をつけるために 資格を取得しようと、 視座が低くなっていました。

 

中西さん: 社会人になって思うのは、実務 で必要な資格やスキルは、否が応でも会社が身に 付けさせるということです 。僕 からすれば 大学生の 皆さんが 本当に学ぶ べきは、「今しかできないこと」 だと 思います 抽象的ですが。すぐに役立つものではないけれど、 長い目で見たら将来の自分を支えてくれるもの。それが何かは その人次第です 。哲学、歴史、 あるいは一本の 映画 かもしれませんね 就職活動の切実さは重々承知の上ですが、あまり功利的に考えず、高い視座、長い視野で自分の人生を考えてみてはいかがでしょうか。

 

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インターンに資格…就活生が一度は考えるその必要性。どちらも自分や自分に必要なことを考え、知ることで答えが見えてきます。

思い切って 仮軸を立て、 まずは 一歩を踏み出しましょう!

この記事を書いた人

Re逆転就活

逆転就活が帰ってきた!就活についての「わからない」に就活孔明こと中西亮がひとさじアドバイス。

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