どんな大学生活を送ったんですか?
たくさんのことに全力で取り組んだ4年間でした。
まずフリーペーパーやWebサイトを制作するサークルに入り、冊子やWebのデザインを学び、担当しました。
そしてその活動がきっかけで、只本屋というフリーペーパー専門のお店を運営することになりました。
アルバイトではブックカフェと予備校のチューターの掛け持ちに挑戦しどちらも3年以上経つ今も続けています。 趣味のカメラにも全力で取り組んできました。
只本屋とはどういうお店?お店を開いたきっかけは?
色々なところから集めてきたフリーペーパーをお客さんに無料で提供する店舗です。
大学2年生の冬にStudent Freepaper Forumという、全国から学生フリーペーパーが集まるイベントに行きました。東京で行われたのですが、関西にはそういうフリーペーパーを盛り上げるイベントがないのが悔しくって。そのとき知り合った他の関西の大学のフリーペーパー団体の人と協力して「関西でも何かやろう!」という話になったんです。短期で終わってしまうイベントより、継続してやることができて、関西に新しい文化を生み出せるものを作りたい、という想いから、常設の店舗を置くことにしました。
その後にニュースや雑誌の取材が来るようになって、知名度が広がっていきました。ほとんが学生で運営していることもあり、月末の土日のみの営業なのですが、一年半経つ今でも毎月100人弱の方に来ていただいています。元々フリーペーパーを集めることが好きなメンバーでやっていたので、楽しみながら趣味でやっていたことがどんどん広がっていったというイメージです。
サークルに入ったきっかけは?
高校までバスケ部で、大学に入った時も「仲間とアツい環境で頑張りたい」と運動部に入りかけてたのですが、これでは高校の延長線上になってしまう!と思い、せっかくなら新しいことを始めたいと考えて、自分が前々から興味のあったデザインができるサークルに入りました。
大学のいいところは?
サークルの活動を通して感じたことは、多くの大人が自分たち大学生に投資してくれているということです。新しいことを始めよう、挑戦しようという時に、学生ということで普通より多くの人が注目や応援をしてくれます。それは、可能性を感じてくれているということです。大学生だからといって中途半端なことは許されませんが。
たくさん経験をできるきっかけと時間があることが大学生の強みです。そこで失敗を恐れるより、まずはやってみて、どんどん経験を積んだ方が自分のためになるし、次に生かせると思います。
高校生と大学生の違いって?
高校生のうちは何か決められた枠の中で頑張ること、例えば勉強とか部活、とかが多くて中々その枠を飛び越えて活動している人はいないと思います。時間もないですしね。
一方、大学だとそもそもその枠がないし、どんな枠にするか、その枠の大小まで自分で決めていかないといけない。これは言い換えれば、どんなことでも取り組んでいける自由度があるということです。と言ってもその自由度に気付くのが遅い大学生も結構いるようで、それはもったいないなと今になると思いますね。
大学生活とは?
私にとっての大学生活は「絵の具のパレット」のようでした。よくわからないですよね(笑)
つまり、大学生活って自分次第で毎日を何色にでも染めていけることができるということです。活動1つ1つに「色」があって、今日はサークル、明日はバイト、それに遊びに勉強…みたいな感じで色んな「色」を楽しむ中で相互に学んでいくことが私にとっての大学生活でした。 もちろん何か一つに打ち込む1色のみの大学生活もいい。
でも私は複数のことをどれも全力でやってみることで、見えてくるものがあると思います。 今の状態に満足してしまわずに、興味があることや、やってみたいと思ったことは、挑戦してみてほしいです。
高校生にひとこと
私が大学生活を通して大切に感じたことは「まずはやってみる、やってみないとわからない」ということです。 やってみたからこそ出会えた人や経験があり、それらは私にとっての宝物です。
大学には様々な種類の勉強があり、沢山の環境に飛び込めて、多くの趣味や考えの人々に出会えるのでそれらを楽しんでほしいと思います。そしてたくさんの多様な価値観と出会い、違いを知ることで自分ってこんな人だな、と気づくと思います。
受験勉強がつらくなったときは「何故その大学に行きたいと思ったか」「大学生活はこんなふうに楽しみたい!」というのを改めて考えてみるといいかもしれません。みなさんの受験、そしてその先の大学生活での活躍を応援しています。ファイト!!
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