どんな大学生活を送ったんですか?

とりあえず色々やってみようと思って、よさこい(※1 高知県の民謡から派生したよさこい節のこと。大学には結構よさこいサークルと呼ばれる団体が存在する。神大では割とポピュラーなサークルである。)もバイトも海外ボランティアもやりました。色々経験しないと大学生活もったいないと思うし、色々な経験をしたしたからこそ、これからは留学や海外ボランティアを頑張ろう、という次の選択をすることができました。

今までどんな国に行ったんですか?

アメリカのサンフランシスコやハワイ、グアム、タイなどに旅行で行きました。学校のプログラムでドイツにも行きましたし、よさこいサークルの活動で、「ネパールでよさこいをしよう!」っていう企画があって、それにも参加しました。それに、2年生から所属した海外ボランティアのサークルでは毎年2回ラオスに行って活動しています。

海外ボランティアのサークルではどのような活動をしているんですか?

ラオスの1つの村に絞って継続支援の活動をしています。現地の子どもに授業をしたり、一緒に遊んだり。アジアで一番貧しいその国の現状を聞き、私たちにできること考えて、それを実行に移しています。村人としっかり話して、真正面から向き合うことを大切にしています。

そのサークルを選んだきっかけは?

きっかけは先ほど言ったよさこいの企画でネパールに行ったことですね。実はボランティアサークルに入ったのは2年生からなんです。1年生のときは国際系に興味がありつつもよさこいも忙しく、なかなか行動に踏み出せなくて。でも、ネパールから帰ってきてからは「せっかく行ったんだから、ここから次の行動につなげないともったいない」と思って。

活動を通して気付いたことは何ですか?

国際交流は意外と身近なもので、私たち学生にもできることがあるということに気付きました。それに、国際交流をしようとする学生もこんなにいるんだなということに気付かされました。その一方で、実際に海外に行ってみたことで、世界の厳しい現実も肌で感じました。最初このサークルに所属するときは「この団体に入れば世界のために色々できるんだ」と思い、入ったのですが、年に2回行ったところでできることは少なくて、私たちに何が変えられるんだろう、という理想と現実の違いに悩まされることもありました。

今年フランスに長期留学にいくそうですが。

フランス語を勉強したいと思って、留学を決断しました。そもそもフランス語を学ぼうと思ったのも、フランス語がアフリカの貧しい国々で話されているからなんです。将来そういう貧しい国々へ行って現地の人のために活動したいな、というのがあって。

神大入ってよかったことは?

なんと言っても自由ですね。周りの国際文化学部の学生が国内にとどまらずに自由に色んな活動をしているのを見て、その環境がすごく良いなと思いました。話していて刺激になるし、海外行くことがある意味当たり前なんですね。 (※2 国際文化学部の約8割が大学生活中に海外に赴く。らしい。)「次の夏休みはどの国に行くの?」みたいな会話が日常で(笑)周りも海外への意識が当然のようにあるので、それが幸せだなと感じます。

高校生にひとこと

私は大学生活で、"迷ったら何でもやってみる"ことを大切にしてきました。
迷ったらなんでもやってみてほしいし、行動あるのみだと思います。大学はなんでもできる場所なので、是非やりたいことを見つけて挑戦してみてください!