ここが摩耶山の最も有名なスポットだ。ここから見える夜景は日本三大夜景と称されているんだぜ。この展望台の名前の由来は、まるで手で星を掬う（すくう）かのように、光の粒を掬えそうな1000万ドルの夜景を見られることからきてるんだってな。

昼には多くの登山者がここで綺麗な景色を見ながら弁当を食べているし、夜には多くの男女が夜景を見ながら愛の時間を育んでいるんだ。天気がよかったら、ユニバやハルカスまで見れるんだぜ、すごいだろ～。ここからすぐの所に摩耶山山頂があるぜ！

西暦646年に建立された天上寺は、長い間信仰されてきたが、昭和51年1月30日に起きた大火災でほぼ全焼してしまった。そんな中、焼失から逃れたのが仁王門だ。門の先、長い石段を登るとあるのが、この摩耶山史跡公園。この石段を毎日往復することで、俺は大殿筋を鍛えているぜ。

明治時代、神戸には広大な茶畑があり、茶の名産地として神戸港から外国へ茶を輸出していたんだ。ここは、今から４０年ほど前に茶畑を復活したそう。青々と輝く茶畑を眺めながら、東屋でゆっくりお茶と和菓子を頂けば、登山の疲れも一気に吹き飛ぶぞ。俺もトレーニングでごくたまに疲れた時は、ここにきてゆっくりするんだ。

※おい、お前たち！どうしたんだ！もう限界か？
・・・はあ、仕方ないな。特別にロープウェーに乗せてやろう。

摩耶山ロープウェーは、1955年に営業が開始された。中腹の「虹の駅」から、山頂部の掬星台近くの「星の駅」までを5分で結ぶロープウェー。駅名だけじゃなくゴンドラの名前も「彦星」「織姫」となんともロマンチックだな。ちなみに虹の駅までは、摩耶ケーブル駅から摩耶ケーブルを使って行けるんだぞ。ただし、俺のような強靭な男は、自力で絶対登りきるんだぜ。