この記事はサウナの入り方や効果を説明した記事ではありません。
それは調べてください。
本記事はサウナに関する基礎知識や、背景などを説明しており、サウナをより楽しみたいという方向けです。
知らなくてもいいけど、知るともっといいよねって感じのことについて書いています。
サウナに興味あるなら読んで損はないと思います。
では。
目次
1.サウナの歴史
2.サウナの基本語句
3.おすすめサウナ
4.サウナの醍醐味
1.サウナの歴史
最近話題のサウナ、皆さんはいつから存在するか知っていますか?
サウナの起源は2000年以上前のフィンランドに遡ると言われています。
当時は、食料の貯蔵のための部屋が気づいたら、沐浴するようになり、今のような形になったと言われています。
フィンランドが起源で、それがいつ世界に広がったのでしょうか。
それは1936年のベルリンオリンピックです。
この時にフィンランドの選手がサウナを持ち込みそれが世界に広がりました。
ベルリンといえばドイツ、ドイツといえばサウナにとって欠かすことのできないアウフ
グースの発祥地です。
このような形でサウナは進化していきます。
ちなみに日本にサウナが広がったのは、1964年東京オリンピックがきっかけらしいです。
また、日本で最古のサウナの類型と考えられているのは、香川県さぬき市にある「からぶろ」と言う場所です。
1300年前からあるそうで、起源的にはフィンランド派閥とは別物。
水風呂もないし、入浴方法もかなり異なりますが、その異様さに惹かれる。
ぜひ行ってみたい。
詳しくは以下を見てみてください。
古代サウナ から風呂|スポット・体験|香川県観光協会公式サイト - うどん県旅ネット
コラム:戦争中もサウナを忘れないフィンランド兵の話
フィンランド人はオリンピックにもサウナを持っていくほどサウナが生活に欠かせないものとなっています。
そのサウナ狂ぶりは戦争の時から発揮されていたそう。
戦争中もサウナを欠かすことがなく、サウナベンチの上で命を落とす兵士も多くいたそうです。
また特徴的なエピソードとして、フィンランドの兵士が、前線の逼迫した環境の中サウナに入り、熱波を浴びていると、気持ちよさに戦地にいることを忘れてしまった。その間に、前線が移動していた。涼むために外に出ると、サウナ小屋の周りには敵の戦車や兵が歩みを進め囲まれていたとか。
40人ほどの兵士が、武器も服もなく、前線で裸で取り残されてしまった。呆然となった兵士たちは、再びサウナ小屋に戻り、熱波をあび、士気を高めると、近くの森に逃げ込み、藪や沼を身体中傷だらけになりながら潜り抜けた。
味方の陣地に戻った彼らは、まず一番にサウナに入った。
それは言うまでもなく最高の入浴であった、らしい。
まじかよ。
2.サウナの基本語句
・ロウリュ
熱したサウナストーンに水をかけ、水蒸気を発生させることで体感温度を上げる方法。
フィンランドでは「ロウリュにサウナの魂あり」と言われるほど。
あるのとないのとではもちろんある方がいいに決まっている。
たまにロウリュで魂が抜けたような人もいる。気をつけるべし。
・アウフグース
ロウリュ後に、発生した蒸気をタオルなどであおぎ、体に熱波を送るシステム。
ドイツ発祥。
・外気浴
サウナ、水風呂の後に椅子に座り休憩すること。飛ぶ、溶ける。
サウナの本質、こいつをしない人はなんのためにサウナに入っているのかわからない。
・トントゥ
サウナの精霊
・ヴィヒタ
白樺の葉を束ねて作ったもの。サウナ入浴中、または入浴後に体を叩く。フィンランドでは必須のものらしい。
「ヴィヒタ抜きのサウナは塩抜きの料理」という言葉もある。
コラム:ロウリュ・アウフグースの変化について
ロウリュ
フィンランドで行われるようになった当初はサウナストーンに水をかけるだけだったが最近では、水にアロマを入れてよりリラックスできるような仕様になっている。
アロマは、場所によって異なり、神戸サウナ&スパだと、レモングラスの香りが有名。
柑橘系のすっきりした香りがリラックス効果を誘う。
他にも、ラベンダーやサクラ、夏だとミントとかもある。
ブラックフォレストという香りは、心地よい森林の香りがとても心地よくおすすめ。
アウフグース
熱波は基本的にタオルで仰ぐが、場所によっては異なる。
大型のうちわや送風機を使う頭がおかしいところもある。
熱波師検定もあり、奥が深い。
また、熱波甲子園もある。
川西にある美健SPA湯櫻は3位をとってる。
一度行くべし。多分すごい。
詳しくは以下参照。
美健SPA湯櫻 オアシスタウンキセラ川西店(兵庫県川西市) - サウナイキタイ
3.兵庫のおすすめサウナ
1.神戸サウナ&スパ
兵庫を代表するベストサウナ
ケロサウナができ、とてつもなく本格的になった。
ケロサウナは北極圏より上でしか採ることのできない木材で、香りが一級品。
サウナで使うと入った瞬間から心地よい香りに包まれ、リラックスできます。
神戸サウナ&スパのケロサウナはテレビや時計もなくサウナに全神経を注ぐことができる。
精神と時の部屋みたいなサウナ。
漫画や雑誌もあり、ご飯も食べることができるうえ、ワークスペースもあるため余裕で一日滞在することができます。
考えや作業が煮詰まった時は訪れるべし。
また、水風呂の温度は11.7(男湯)に設定されているのですが、阪神淡路大震災(1995.1.17)を忘れないためにとの想いからこのようになっているそう。
2.神戸クアハウス
全国1,2位を争う水質の良さ
全国から、水風呂の噂を聞きつけて訪れる人が多数いるほどの名店。
サウナーの聖地と言われる、サウナしきじと競うほどの水質の良さを誇り、まるで羊水に入っているようだと形容される。
ここから三宮商店に行くのが黄金ルート。
「サウナ→水風呂→階段を上がり屋上で外気浴」が実はおすすめ。
あまりしている人がいないから外気浴の順番待ちみたいなこともなく、ストレスフリーに過ごせます。
3.センチュリオンホテルヴィンテージ神戸
ひたすら没頭できるサウナ
ポートアイランドにあるホテル浴場にあるサウナ。
内装は湯船、水風呂、サウナがそれぞれ一つずつというシンプルなつくり。
ただ、このシンプルさが、サウナの魅力を際立たせる。
サウナの温度は105度前後、水風呂は8度前後と振れ幅が大きいが、サウナは振れ幅が大きいほど気持ちいい。
つまり最高。
24時間営業で、夜中に行くのにもちょうどいい。
サウナの後は屋上から、夜景を見て心も整えて帰りましょう。
4.潮芦屋温泉SPA水春
海風と共に、さらなる整いを
芦屋の辺境地にある、海風を感じることができる場所。
岩盤浴や、大規模な休憩スペースもあり、半日程度は余裕で楽しむことができる。
サウナもさることながら、温泉も気持ち良すぎるため、サウナより温泉メインになることも。
外気浴中には、心地よい風が吹き、ととのいのさらなるステージに行くことができる。
紹介したサウナの詳細は以下参照
3.サウナリゾートオリエンタル神戸 (センチュリオンホテル ヴィンテージ神戸)(兵庫県神戸
市) - サウナイキタイ
4.潮芦屋温泉SPA水春(兵庫県芦屋市) - サウナイキタイ
4.サウナの醍醐味
1.サウナ旅行
それぞれの特色のあるサウナに入ったあとに、現地の美味しいものを食べるのがいちばんの至福。
何もないと思っていた土地も素敵なサウナがあることで見方が変わるかも?
2.外気浴中の思考タイム
外気浴中は頭がクリアになるため、みんな色々なことを考えがち。
年末は一年の振り返りをしがち。
3.デジタルデトックス
スマホから強制的に離れる、実はこれが現代人にとっては幸せな時間。
4.サウナ飯
サウナは体の水分や塩分が抜けるし、体力も地味に使っているので、サウナ後の飯はとてつもなく上手い。
みんな千と千尋のお父さんみたいな食べ方になってしまう。
お気に入りのサウナ飯を見つけることも楽しみの一つ。
5.泥寝
サウナは軽いランニングをしているのと一緒で、入った後は体がリフレッシュされ、とてつもなくよく寝れる。
疲れた日は入るべし。
終わりに
サウナの魅力はまだまだあるんですが、ぜひ自分で足を運び、熱を水風呂の冷たさを、外気浴の身体の輪郭が解ける瞬間を体感してみてください。
自分の好きな場所が一つでも増えればと思います。
読んでいただきありがとうございました。