【調査目的】

「コロナ禍がエッッッッッッライ騒ぎになってますけれども大学生の年代くらいに及ぼす影響がいまいちわからん」

確かに高齢者が重症化しやすい・亡くなりやすいっていうことはよく聞くけど、、、

若い人だけのデータとかちゃんと見たことないな〜っていうことで、ちゃんと数値見て自分で判断できるための材料にしてもらいたい。

あ、始める前に一つだけ言わせて欲しい、いろんなデータまとめるところがありすぎてちょっと苦労しました、最後まで見てね！！！

【調査内容】

1.コロナ感染者の年代別割合

2.職業別の感染割合

3.神戸市の住民割合

4.高齢者の人の方が重症化しやすい？

5.一方、 20代付近の重症化の割合

6.致死率について、きちんと捉えたい

7.インフルエンザの威力との比較

【調査結果・考察】

1.コロナ感染者の年代別割合

https://www.city.kobe.lg.jp/a73576/kenko/health/infection/protection/covid_19.html

オープンデータ：「各患者の属性」より

データは現在までの累計感染者：2020/3/3~2021/1/20 4,795人

上のデータより、グラフにしてみたのが以下です。

神戸市がアップしてくれているデータからみてみると、どの年代も一定割合で感染しています。特にこの年代はかからないってのはあまりないようですね。（0代・90代以上については全く数が上がっていませんが）

一方、結構私たち20代については結構かかってますね。（18.19歳については自分で見てくれ）

ただ大学生は18~23才くらいの人間がいるということもあって、お仕事されてる年代についての感染もかなりあるのかもしれません。

2.職業別の感染割合

学生感染割合が気になる！と思って職業別の感染割合を出そうと模索してみましたがデータの職業欄がデータが整っていなくてデータ整理に涙が出そうになったのでやめました。TT

神戸市の4,796件のコロナ患者の感染者データ、ほとんどデータなしの文字列もバラバラだったので綺麗なデータお待ちしてます。

3.神戸市の住民割合

1.2の結果から気になること、神戸市の住民割合ってどのくらいでしょうか？だってめちゃくちゃ10代が神戸市には多いかもしれないやんね〜？だって学生いっぱいやし。

https://www.city.kobe.lg.jp/a89138/shise/toke/toukei/jinkou/juukijinkou.html

住民基本台帳に基づく人口(町丁目別・年齢別)

令和２年12月時点

全市・人口総数：1,525,812人

上のデータからグラフに落とし込んでみます。

こりゃまた綺麗に分散しておりますね〜！

神戸市の人口割合が20代は10％なのに対して、感染者割合が21%という点を見ると、

比較して見たら20代の感染割合、高いですね、、、TT

4. 高齢者の人の方が重症化しやすい？

5.一方、20代付近の重症化の割合

次に気になったのが、高齢者の人の方が重症化しやすいって話、実際どのくらいの人の割合が亡くなってしまうのか、ちゃんと割合で見たことありますか？

神戸市のデータではそういうことについてはあまり公開情報がまとめられていなかったので、東京都の公開している感染者データをご覧いただけるとわかりやすいと思うので、どうぞ。

https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/iryo/kansen/shibou.files/shibourei.pdf

<画像引用元 url: https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/iryo/kansen/shibou.files/shibourei.pdf

致死率は、男女平均して5%(全年齢で見て)

高齢者ほど死亡割合が高く、90代が33.9％、80代が30.2％、70代が 17.0％。

一方で、 20代以下の死亡割合は0.1％と非常に低いことがこのデータから見て取れる。1000人がコロナにかかったとして、そのうちで死んでしまうのが一人ということ。

加えて、死亡者の中でも基礎疾患を元々持っている割合が高いという話があるが、こちらについてはデータが取れているのが198人のためそれも考慮に入れてデータは見ていただきたいところ。

ちなみに神戸市での現在（2021/1/26時点）の死亡数は120人

全年代の致死率は

120/4780=0.0251...にて2.5%のようです。

6.致死率について、きちんと捉えたい

ここで一点突っ込ませてもらいたい、死亡率・致死率の違いってなんや？

参考：国立癌情報センター

https://ganjoho.jp/public/qa_links/dictionary/dic01/shiboritsu.html

死亡率：

ある集団に属する人のうち、一定期間中に死亡した人の割合。日本人全体の死亡率の場合、通常1年単位で算出され、「人口10万人のうち何人死亡したか」で表現されます。200X年の死亡率（粗死亡率）= 200X年に死亡した日本人の数/200X年の日本人人口 × 100000。死亡率と混同されやすい用語に「致命率」があります。これは、ある病気になった人のうち、その病気が原因で死亡した人の割合です。

とあるので、東京都のスライドに一個突っ込むなら「致死率」ですね。（うるさい）

今回の東京の例だと325/6225=0.05220...でした。

ここでまた一つ疑問が、いったん 20代についての致死率0.1% のみを引き合いに出した時、0.1という数字はどれほどの威力のあるものなのか？という点。

みなさんよくう〜〜〜んとなったもんじゃないかなあと思うわけです。

参考：日本災害看護学会

http://www.jsdn.gr.jp/CMS/wp-content/uploads/17f1e0c9350126f77fa30ea205381dd2.pdf

・若年者の致死率 0.2％はインフルエンザと同じでしょうか？.

・インフルエンザの年代別の死亡率は？

・インフルエンザの年代別の致死率は？

という記載もあったりします。

”軽症は PCR 検査の対象となりにくいと思われます。患者総数はもっと多いと思われます。”

という記載があるように、陽性者数の総数が現在はっきりしない現状では、正確な致死率を導くことは難しいわけで、陽性者数が２倍になれば、致死率は半分になります。想像上の話をすると、今の日本でもすでに抗体を持っていたり、医療機関にかからずに自力でコロナから復帰した人間も少なからずいると考えると、実際の致死率というのは今ある数字よりは少なくなることも考えられますね。

まあ私はしがない大学生ですので”日本災害看護学会”の文書を読んでいただければと思いますけれども、その３とか、たくさん新型コロナに対する諸々のQ&Aが乗ってるので正しい知識を得て自分なりで咀嚼するのが大切ですよね。

7.インフルエンザの威力とちゃんと比較できるのか