神大生たる者、1度は行っておかなければならない場所。
そう、兵庫は姫路が誇る日本の名城、 姫路城 。
この記事では、先日実際に姫路城に行ってきた私が
①神大生にオススメの姫路城への行き方
②オススメの姫路城の楽しみ方
この二点を主に紹介していきます。これを読みさえすれば、あとは姫路城に行って満喫するだけです。姫路城の楽しみ方の一つの例として見て頂ければ幸いです。
それではいきましょう!
①神大生にオススメの姫路城への 行き 方
まずは姫路城へのアクセスについて。今回私が利用したのは、 三宮・姫路1dayチケット 。
神戸三宮~山陽姫路・網干間が一日乗り放題でお得なチケットです。姫路城へ行く当日に阪神三宮駅西口の切符売り場で購入しました。
このチケットを使えば、
「まず、 神戸三宮→明石 で 明石城跡 を観光。その後、 明石→姫路 で 姫路城 を堪能し、次に、 姫路→舞子公園 で 明石海峡大橋 と 海に浮かぶ淡路島 を見る。そして、神戸三宮に帰着」
といった楽しみ方が移動費たったの 1560円 で出来てしまいます。このルートは私が実際に使ったルートで、神戸三宮→明石、明石→姫路はどちらも30分ほどなので非常にわかりやすくてオススメですよ。
明石城跡に行った後、 明石名物の明石焼き を食べたり、舞子公園では、ちょうど 夕日に照らされる海面と明石海峡大橋 を目にしたりすることができます。
ぜひ行ってみて下さい。
チケットの発売場所等、詳しい情報は阪神電車のホームページに載っています。下のリンクからご覧ください。
<阪神電車: https://rail.hanshin.co.jp/ticket/otoku/?mode=detail&seq=39&area=hyogo >
②オススメの姫路城の楽しみ方
さて、ここからが本題です。三宮・姫路1dayチケットを使って姫路駅に向かえば、駅を出てすぐ姫路城が見えてきます。ようやく姫路城に着いて、さあ満喫しよう!と意気込むところですが、ちょっと待ってください。オススメの姫路城の楽しみ方は、実際に姫路城へ行くその前日から始まります。
天気予報
マストです 。何よりも優先してください。課題、授業、バイトのシフト etc…
これら全て、姫路城を前にしてはもはや どうでもいい 。
この写真を見て下さい。
これは私が撮った写真です。どうでしょうか。はっきりいってめちゃくちゃ綺麗です。すごいのは私ではありません。いや、私もちょっとはすごいですが、まず何よりも、
飛び立つ白鷺のように美しいことから、白鷺城とも称される姫路城の純白、その美しさ 。
たまりません。そして、
この雲一つない快晴。白と青の完璧なまでのコントラスト 。
けしからんです。最後に、4眼カメラ搭載のHuaweiのスマホ。やりよる。最後は少々脱線しましたが、やはり
綺麗な写真は思い出を鮮明に繋ぎ留めてくれます 。
天気に加えて、カメラも必須ですね。
次に、天気を味方につけたあなたが向かうのは
姫路城、その本丸。
六階建ての本丸には、荘厳な天守閣が聳え立っています。天守閣とは、城の本丸に3層または5層に、ひときわ高く築いた構築物のことを指します。この天守閣、知っている方もいるかもしれませんが、日本に12基しか現存していません。江戸時代の初め頃には、数百基もあったといわれる天守閣。わずか12基まで減ったのにはある理由があります。
「一国一城令」 「武家諸法度」
この二つを覚えるとめちゃくちゃいいですよ。一緒に姫路城に行った友達に日本史マウントパンチをかましてやりましょう。あなたは険しい本丸の頂きへの道をほくほく顔で歩くことができます。
この二つは徳川幕府によって出されました。これにより、大名はその居城となる1城以外の城の破却を余儀なくされ、さらに城の新築工事が禁止されます。明治時代に出された廃城令や第二次世界大戦により無くなった城もありますが、最も多くの天守閣が無くなったのは「一国一城令」と「武家諸法度」の影響だとされています。
はい、城に関するエピソードを知ってより姫路城を楽しむ準備が出来たところで、いよいよ本丸を駆け上がっていきます。姫路城は城の中まで全て見学することが出来るのですが、そんな長所を最大限生かすことができるオススメ満喫方は、
城を攻める兵士になりきって本丸を上がっていく
想像してみて下さい。あなたは姫路城を攻め落とさんとやってきた敵国の軍勢の中にいます。足軽だとしましょう。そうすると、色んな事が見えてきます。
例えば、 狭間(さま) です。
狭間とは、下の写真のような、城の外壁に空いた穴のことで、この穴を通して城の内部から 火縄銃や矢 がめちゃくちゃ飛んできます。
形も様々で、円形、三角形、正方形のものは鉄砲狭間、縦長の長方形のものは矢狭間です。しかもこの狭間、いやらしいことに、本丸の上へと向かっていく道中の絶妙なポイントにあります。
例えばこの坂道。
足軽のあなたといえど、 5キロほどの鎧 を着て、槍などの武器を持ってこの道を走っていることでしょう。ただでさえ重くてヘトヘトなのに、目の前の相対する敵と戦わねばなりません。さらには、なんと戦っている最中、顔も知らないどこぞの馬の骨から狭間を通して撃たれます。
私は頭の中で戦をイメージしながら本丸を上がっていきましたが、 何回か死にました 。やはりさすがはお城、防衛上の設計や設備は万全です。
兵になりきることで見えてくる仕掛けは他にもたくさんあります。
石落とし
武者隠し
単語からどんな仕組みか連想できますか?私は実際目の当たりにしましたが、戦国の世の人々はとんでもない輩ばかりだと痛感しました。だいたい文字の並びからして 殺る気満々 ですよね。私が敵国の兵士なら、この仕組みで間違いなくやられます。
どんな仕組みか気になる人は、ぜひ姫路城に足を運んでみてください。 最高にワクワクしますよ。
何度か死んでしまったはずの私ですが、ついに最上階の六階に辿り着くことが出来ました。
六階ともなると相当の高さがあります。ただの六階建てではなく、何段もの石垣の上に建てられた六階建てなので、眺めも最高です。
2020年現在の天守閣から見る眺めも良いですが、ここでもやはり
当時に思いを馳せてみること
をオススメします。
当時というのは、江戸時代。城の周辺、本丸を囲むように 城下町 が広がっている風景です。城の中には当時を再現した模型もあり、その模型と、あなたが見下ろす今の風景を融合させてみれば、当時の城下町の姿が見えるかもしれません。姫路城の城主が見たであろう風景がそこに広がっています。
姫路城を攻め落とさんとする敵国の兵士。彼は、真っ白な白鷺城を下から見上げ、本丸の頂きを目指したでしょう。
かたや姫路城の城主は、自分の国の象徴であろうその城から、繁栄の証である城下町を見下ろしたことでしょう。
姫路城には本丸だけでなく二の丸もありますし、少し歩いたところには、好古園という庭園もあるんですよ。
この記事を読んで、姫路城に興味を持ってくれた方は、ぜひ一度足を運んでみて下さい。
最後に、 姫路城は季節によって表情を変える城 と言われます。城の周りにはたくさんの桜の木が植えられていました。私も、次は青とピンクの間に真っ白な姫路城が映える季節に、また訪れようと思います。