NO.2

日本人は優しかったです。

藤谷 亮太(経済学部)

Presented by Keita Kutsuno
Photo by Tsubasa Shiomi

旅をして、人に出会い、気づいたこと。動機は何だっていい。本気の想いで、周りは変わる。一歩踏み出したいあなたに贈る、彼のポジティブ&アクティブ成長論。

-ふじっこさんといえば“旅”というイメージがありますよね


実はね、旅好きの人ように、旅そのものが大好きってわけではないんです。もちろん好きなことは好きなんですが。僕が一番好きなのは「人」です。2回生の時に東南アジアを一ヵ月くらい旅して、もちろん楽しかったんだけど、それはただ楽しかっただけでした。1.2回生のころに、副代表を務めていたKissでのイベントだとか、旅行会社と提携した大学生沖縄旅行たびっぷるなど、様々なイベントを企画して、人を巻き込む楽しさを知ったんです。だから今度は人を巻き込む旅にしようって思いました。

-どうして一般的な旅ではなく、無一文で日本一周など“縛り”をつけた旅をしているのですか?


僕は発信力の高い人になりたいと思っています。発信力が高いとその分多くの声が返ってきますよね。だからこそ自分自身への気づきやフィードバックが増えて、成長にもつながると思うんです。何より、多くの人と関われます。で、どうせ旅も好きなんだから旅をツールに使おうって思いました。日本一周してる人なんて五万といるから、わざわざ僕がしても、発信という側面では何の優位性もありません。そこで興味を引くためにも、旅にテーマをって考えました。自分に特技とかがあったらいいんだけど、僕にはそういうものがなかったから単純に一番好きなものって考えて、「人」をテーマにしました。でも、ただ「人」をテーマにしただけでは僕心が弱いし、テーマがぼやけるだろうなって思ったから、絶対に人に携わらないと進めないように“無一文”にしました。はい、完全に他力本願な旅です(笑) “無一文”って食いつきもよさそうでしょ?(笑)

-旅の前後で変わったことはなんですか?


旅って普段の大学生活では絶対に関わらないような人と関われるんですよね。道中で色んな人と関わって、ほんまにいろんな人生があるなって思いました。色々な人生と触れられたそのおかげで自分の人生をより客観的に見られるようになったし、心もより豊かになったと思います。自分も含めて、すれ違う人すべてに立派な人生があるんだなって感じたし、誰にも今こうしている過程が存在するなって思って、より人のことを優しく見れるようになったと思います。旅の中で、ホームレスの方と仲良くなったこともありましたよ。普通に話してて、「今何をされてる方なんですか?」て聞いたら、「世間一般ではホームレスって呼ばれるやつで、お前が俺をどう思うかは知らんけど、お前よりは幸せな自信あるぞ。」って目を輝かせて言われたのは僕にとって衝撃的なことでしたね。幸せの価値観が大きく変わりました。