No.53

普通のくだらない話をして、新入生と仲良くなりたい

甲家晩飛

(落語研究会代表)

Presented by Hanako Tanaka,Chizuru Oka

Photo by Hiroko Onishi


毎日行われる新歓寄席と飲み会、そんな新歓で有名な落語研究会。代表が語る落研とは?

PROFILE

甲家晩飛

人によって話し方が違うのが落語のおもしろいところ

-まず、落語について教えてください!


落語は一人の縁者がセンスと手拭いのみを使って一つの物語を表現する古典芸能です。古典芸能ではありますが、行う人によってスタイルが全然違い、最近の笑いに合わせて変化がつけられているものもあります。だから、古典芸能の中でも若者にも取っつきやすい部類だと思います。

-では落研ではどのような活動をされているんですか?


うちの落研では落語や漫談を披露したり、三味線を演奏したりなど様々な活動を行っています。現在は男子6人、女子6人で活動しており、男子は全員落語に取り組んでいます。もちろん女子でも落語に挑戦する人はいますが、6人中4人は三味線を練習していますね。〇〇亭のような家号と呼ばれる芸名や名前などの文字も自分たちで書いています。練習は週に3回あって、合宿もあります。 学外の活動だと、年に2回ある大会に出場します。昨年は先輩が決勝まで進みました!また、ジョイント寄席といって、他大学と一緒に寄席をすることもあります。9月には大阪大学さん、京都女子大学さんと三つ巴寄席という寄席をします。この間の3月にも阪大さんと一緒に寄席をしました。7月には2回生だけの寄席があり、11月には引退寄席という大きな公演も行います。あとは老人ホームなどで出張講演もしますよ。引退寄席などは、毎年楽しみにしてくださってる方がいらっしゃって、以前ビラを駅前で配っているときに「去年も行ったよ」って言ってくださる人がいらしたんです。ありがたいことでもありますし、自慢ですね。

-晩飛さんはどうして落研に入られたんですか?


落研に入ろうと思ったのは、やっぱり新歓が大きかったからですね。先輩がいい人ばっかりだなと思って、雰囲気の良さに惹かれました。この居心地の良さは今でも落研の魅力だと思っています!だから、元々落語にはそんなに興味があったわけじゃありません。見たら面白そうだなってくらいで。最初から落語をやりたくて入部するという人はあんまりいないですね。でも、落研に入ってから落語を見るようになりました。

-初心者から落語を始めて、大変ではなかったですか?どのように練習しているのですか?


最初の頃は慣れないことだったので難しかったですね。でも、今は楽しいです!練習は、先輩から直接口伝えで指導して頂きます。部活の時間に自分の落語を見てもらって、直した方が良いところなどのアドバイスをもらうんです。引退寄席の前なんかは、引退された4回生の先輩や院生さんに見てもらって時間をかけて練習します。一本のネタを完成させるのには大体2~3か月ほどかかりますね。僕たちがやっているネタは、プロの方のネタを見て、自分でアレンジしているんです。

-アレンジされているんですか!


はい、みんな落語の話し方はそれぞれ違うんです。同じネタでも、誰が話すかで全然違うんですよ。そこも落語のおもしろいところですね。

-先輩から教わっていくって、縦のつながりが強そうですね。


そうですね。OB寄席っていうのが4年に1度あるんです。そのOB寄席が去年の夏にあったんですが、落研初代の方も来てくださりました。もう71歳のおじいちゃんなんですよ(笑)あと、神大出身の落語家さんも来てくださることもあります!


中井英晶

(神戸大学サッカー部主将)

大学生サッカーを知ってほしい、楽しんでほしい。そして1つの感動を共有したい。


宮下奨平

(アプリ開発者)

周りに流されず、自分で決める覚悟が夢を叶える


知らんやん神戸

(「知らん人鍋」代表)

絶対に知らない人としかやりたくない


岡川 鉄平

(コミュニティスペース「Museum Base」運営者)

仲間と一緒にいちから作り上げてきたこのお店にはすごく愛着がありますね


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