NO.41
挨拶の警備員さん
(神大の名物挨拶警備員さん)
「コミュニケーションは先手必勝」

往来する神大生を見守り続ける警備員さん。自身の仕事のやりがいや、神大生に対して持つ印象などを赤裸々に告白。彼が実践するコミュニケーションのコツとは一体…?
Presented by Aimi Fukuyama, Chizuru Oka
Photo by Aimi Fukuyama
声に出して挨拶するということはコミュニケーションをつなぐ手段
― 初めて出会った時から笑顔が印象的だった。その若さはどこからうまれているのだろうか
学生さんとお話ができるのが楽しくてたまらないんです。昔は趣味で高校生のハンドボールを教えていました。今はもう続けていないけど、学生時代にハンドボールをしていたので、高校生には何十年も教えてきました。だから、若い子とは長いこと付き合ってきたんですよね。昔からそういう楽しみがあったから、学生さんと話すのは好きです。
― 仕事上で大事にしているポリシーはありますか?
声かけというのは自分に簡単にできることやから、しようかなと。昔は仕事しながらハンドボールの指導をしてたから、試合のときに自分の声かけで動いてもらわないと間に合わないわけです。だから、自分の声で20メートル40メートルのコートを動いてもらえるように、試合の間は常に声かけをしてました。それに比べると、こちらは外にでて挨拶をする時間やタイミングを自分のペースに合わせられる。だから、自分の大切にしているポリシーを達成しやすい環境だと思います。
― やっぱりみんな返してくれますか?
目で返してくれますね(笑)最近では声で返してくれる子も。時には「可愛い笑顔をありがとう」って言ったりします。これは女の子にだけですけど(笑) そんなふうに話してたら、ちょっとの会話ですけど楽しいんです。話ができるというのは楽しいし、「こんにちはさようなら」って言ってるだけでもなにか感じてもらえるのは、楽しいなあ。 もっとこれからも気合いをいれていきます!(笑)
― 学生の間でもうわさになっているんですよ!!
え、それは嬉しいなあ。社会人になっても自分が最初に挨拶したほうが勝つわけです。たとえば、面接に行くときでも「こんにちは!○○大学の○○です!」って先に挨拶したほうが、とってもらえますよね。お互いに顔合わせたときに、先に「こんにちは」と言ったほうが印象がいいでしょう?声をかけれるかどうか、返せるかどうか、という自分にできる簡単なことなので、そういうことから考えていってもらえたらなと思います。例えば、職場に入る時でも「おはようございます!!」って入るのと知らん顔してぼそぼそ入るのとでは違うよね。みんなが挨拶してたら、ちょっとした変化、「あいつ今日は元気ないな」とか気づくことができるでしょ。そういう点で、声に出して挨拶するということはコミュニケーションをつなぐ手段になる。音波を出して、その音波が相手に伝わって初めて信頼関係が築かれると思います。
― それはいつごろから思い始められたんですか?
特に神大にきてから。 でも、先生に先に挨拶されたらどきっとしますよ(笑) ああ、言われてしもた、って…。学生さんの時は「先言われてしまいました~(笑)」ってギャグを返すけど、内心はへこんでるんです。
― グループで来た時は?
何人であっても全員にしますよ!!例えば、30人でもサヨナラ!サヨナラ!って30回言い続ける。その時には目をちゃんと見ていうことが大切。
― すごいですね!!いってらっしゃいとお疲れさまの使い分けは?
今から授業に行くんじゃないかなっていう人にはこんにちは、行ってらっしゃい!帰りはお疲れさまでした、さよなら!かばんを背負ってるか肩にかけてるか、とか緊張している様子があるか、リラックスしてるかどうかとかで見分けます。時々失敗するけどね…たとえば、留学生センターに行って戻ってきて帰る人とか、セブイレ行ってすぐ戻って帰る人とかは、見分けきれないんです(笑)
神大生は目でちゃんと返してくれる。
― 警備員さんのコミュニケーション力には脱帽です。コミュニケーションをとるコツはありますか?
自分の殻を破ること。こんにちは、さようならから始まる会話もいっぱいあるんですよ!ね?楽しんでるでしょ?
― 今話しててもすごく笑顔で明るいですね。
人生これからもう楽しいことばっかり考えていかないと損やと、ええようにええように考えていかな、と思ってます。ここにおる限りは、現場にいたら若い子と話ができる。若い子が周りにおるということは、やっぱりできるだけ楽しいことを考えとかんと損でしょう。「こうしたほうがええのになあ」とか思うことを、ちょっとでも話ができるというのは、ええことやなあと思ってます。
― 神大生の印象は?
やっぱり賢いなと思いますね。声で返してくれなくても、目でちゃんと返してくれる。言葉でかえしてくれなくても、顔で「わかりました」と返してくれるんです。部活動でも、「ハイ!」ってすぐ返事する人は考えてないんですよね。ちゃんと理解してから「はい、わかりました」と、それがちゃんと理解してる人です。やっぱり、そういうワンクッションがあるんやろなと思います。そんなのもみてたら楽しいです。
― 最後に神大生に向けてメッセージを!
一応、空元気やけど、元気で仕事させてもらってます。だから、社会人になっても、あのおっちゃん、空元気でも元気だしてたんやなっていうことを思い出してもらいたい。そして、少しでも、フリでもいいから神大生は元気があるなあと思ってもらえるようになればいいなと。コミュニケーションは先手必勝で、叫ばなくても、元気のある声を相手に聞かせることができたら得じゃないかなと思います。目だけで伝えるのではなくて、やっぱり音波も使っていけたらいいですよね。
28. 遠藤 龍
WARLD LOG所属
27. 吉原 史郎
経営学部卒コンサルタント
11. 島田 賢二
凌美会2012年度部長
26. 谷端 美里
ROOKSキャプテン
94. 平田ナオヤ
経営学部4回生