No.107

人と出会ってなんぼの大学生活。

吉本拓矢

(神戸大学KooBee代表)

Presented by yumika kamada, ryota asakura

Photo by saki ikeda


今年で9冊目となるフリーペーパー冊子「KooBee」の発行や「WeeBee」というwebサイトをの運営を行う「神戸大学KooBee」。神大生により近い存在として情報を発信し続けるKooBeeの2018年度代表である吉本が、代表として持つ信念、そして新入生、神大生に伝えたい想いとは。

PROFILE

吉本拓矢

「神大生のために」KooBee創設からずっと変わらない軸

-まず最初に、神戸大学KooBeeの説明をお願いします。


神戸大学KooBeeは「主体性を促す」「和の輪」という二つの理念のもと、神大生によりよい大学生活を送ってもらうために、フリーペーパー冊子「KooBee」の発行やWebサイト「WeeBee」の運営、イベントの運営などを行っている団体です。主に最終目標である年一回の冊子発行に向けて、営業部、編集部、カメラ部、クリエイティブ部、PR部の五つの部署に分かれて活動しています。神戸大学KooBeeは、実は歴史がまだ浅く、9年前に創設されました。当時の神戸大学では、新歓期になると、団体による激しいビラの配布や設置によって校内には捨てられたビラが散らばり、問題になっていました。ビラ戦争と呼ばれるこういった問題を解決するため、KooBee初期代表が団体情報をまとめて載せる冊子を作ろうと思い立ってKooBeeを立ち上げ、その4年後にはwebサイトも開設したのです。
今年のKooBeeは新歓期に向けたコンテンツとして、音楽系サークルの活動を一度に見学できる「イッキ見!」というイベントを4/14(土)に行ったほか、WeeBeeには、日付を指定するとその日にどの団体がどんな新歓を行なっているのかを一覧できる「シンカレ」、神戸大学の部活・サークル情報を掲載している「団体図鑑」があります。新入生の皆さん、是非活用してください!

-吉本さんは、どのようなことを意識して活動しているのですか。


KooBeeという団体としては、根底にある「神大生のために」という部分はブレないように意識しています。その意識を軸に、変わっていく大学生のニーズや時代に合わせた情報をキャッチし、神大生が求める情報・コンテンツを臨機応変に展開することが必要だと考えています。9年前に初めて「KooBee」が発行された頃と今とでは、神大生のニーズは変わっているはずなので、毎年少しずつ改善を重ねています。また、今年5周年を迎えた「WeeBee」は、今まで開設当時のデザインのままでしたが、この4月にリニューアルし、さらに使いやすくクールなwebサイトへと変わりました。是非チェックしてください!
KooBeeの代表としては、組織全体を見渡してうまくいっていないところはないか、ということを意識し、全体の調和を取ろうと心掛けていました。毎年メンバーが変わるので、人の変化に合わせてその年にあった運営を柔軟に行っていくことが必要です。例えば、今年は現4回生がKooBeeの中で大きなパワーを持っていたので、彼らに後輩を引っ張っていってもらい、全体としてのモチベーションを高く保ち続けるような形を意識しました。

-活動していて大変だったことはありますか。


組織のリーダーとして人の上に立つためには、メンバーからの信頼が不可欠です。どの部署にも属していない代表という非常に孤独で心細い立ち位置で、メンバーに頼られるようになる、ということの難しさを身をもって感じました。なので、各部署のミーティングに顔を出した時や、KooBee内での飲み会やイベントに参加した時には、積極的にメンバーとコミュニケーションを取ろうと心掛けていましたね。また、大変な時は同回生のメンバーや前年度の代表に相談して助けてもらったので、なんとか1年間やりきることができました。


堀庭裕平

(空手・男子形全日本強化選手)

その一瞬を全力で頑張る


朴徹雄(パクチョルン)

(ゲストハウス萬家オーナー)

文化を越えた繋がりを築く


濱田 矩行

(Ghanna Ghanna元代表)

最高の瞬間は”一つになった”と感じる瞬間です。


宮原 泰之

(経営学部准教授)

”まわりに合わせよう”みたいな雰囲気を大学生にはぶち壊して欲しい。


一覧へ戻る